Kyashと銀行API

まずは、株式会社 Kyashの中澤さまにご登壇いただきました。

株式会社Kyashについて

株式会社Kyashは「価値移動」のサービス・インフラを開発・提供するテクノロジーカンパニーでデジタルウォレットアプリ「Kyash」を提供されている企業さまです。「価値移動のインフラを創る」というミッションのもと、お金の移動がもっと自由に行われ、ひとモノがより有機的につながっていく未来を構想しています。
（Wantedly(*1) より引用） *1 https://www.wantedly.com/companies/kyash

セミナーでお話いただいた「Kyashと銀行API」の内容を一部抜粋してご紹介します 。

続いては、株式会社Kyashの中澤さまに当社の岩田を加え、「かんたん組込型金融サービスが目指す世界観」をテーマに座談会を行いました。

今後、国内でより組込型金融が広まるためには

中澤さま：海外だとAppleカードのように消費者にとって認知度・信頼度が高い企業が提供する金融サービスとして知れ渡っている。一方で、日本では金融機関が提供する金融サービスが表立っている。今後、国内で組込型金融が広まるためには、認知度・信頼度のあるサービスレイヤーが金融サービスを提供することが不可欠であり、その提供によってより多くの消費者に広まっていくのではと思う。
金融機関は事業者がエンドユーザーにどのようなサービスを提供したいのかを理解し、ユーザー視点に立った事業者向けサービス作りが重要となる。 
  「かんたん組込型金融サービス」は開発するエンジニアが使いやすい仕様・サービスがついており、テスト環境をすばやく提供していただける。バックアップ・サポート体制がしっかりしており、金融機関としての経験を提供いただけるので非金融機関としてはありがたい。

岩田：当社APIはエンジニアが使いやすいように日々工夫はしているがまだ道半ばである。多くの方に使っていただくためにもテスト環境を利用するまでの事務的な手続きについても、リードタイム短縮などの強化が必要。 カスタマーエクスペリエンス（顧客体験）を重視した新しいサービスを考えていきたい。

最後のパートは、当社CTOの矢上より、当社が新たに取り組む「デジタルビジネスガレージichibar」について紹介しました。

デジタルビジネスガレージichibar (*2)×sunabarが描く組込型金融のエコシステム

*2 2021年11月現在、組込型金融マーケットプレイスichibarという名称に変更されています

「ichibar」とは、新たにデジタルビジネスを検討している企業や、アイデアをお持ちの起業家・学生といった幅広い方々に、組込型金融を用いた新たなデジタルサービスのアイデアを、テストする世界初の仕組み(エコシステム)です。

以上、sunabarコミュニティイベント第8弾「組込型金融が生み出す世界」についてレポートいたしました。

ありがとうございました。

※ 本レポートは2021年7月16日時点の情報です。