ご利用事例
西日本旅客鉄道株式会社さま

こんな企業さまです
西日本旅客鉄道株式会社は西日本エリアで鉄道事業を展開されていますが、「中期経営計画2025」では鉄道の枠を超えたあらたな挑戦を進めています。
モバイルICOCAやJ-WESTカードに加えて、新たなキャッシュレス決済サービス「Wesmo!」をスタートし、ポイントやデータを利活用することで、人、まち、社会をつなぎ、西日本を舞台に未来型のまちづくりを目指しています。


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西日本旅客鉄道株式会社
システムマネジメント部 CCoE・モダナイズ 課長
樋口 芳章さま金融会社を経て2023年に西日本旅客鉄道株式会社に入社。
Wesmo!の立ち上げに際してはビジネスサイドで事業戦略、サービス設計、システム開発、オペレーション設計等をリード。
Wesmo!のローンチを無事完了させ、現在はシステムマネジメント部にてWesmo!だけでなく、ICOCA等を含めた決済サービス全般のシステム企画・開発・運用を所掌。
新しい決済・ウォレットサービス Wesmo!とは?

Wesmo!はJ-WESTカード、ICOCAにつづく、JR西日本の新しい決済サービスです。
個人のお客さまにとっては1pt=1円以上の価値も体験いただけるWESTERポイントが生活の隅々でたまる・つかえるようになるメリットがあります。
また、BLUEタグ加盟店の場合、初期費用・固定費用無料、決済手数料は1.9%(税別)、決済売上金の翌日精算(Wesmo!残高による精算)、Wesmo!残高を用いた企業間送金(手数料無料)など、ご商売をされているお客さまの課題解決にもフォーカスし、まさに人、まち、社会をつなぐサービスであることが特徴です。

Wesmo!を支える仕組み作り

Wesmo!サービスを実現する裏側で、ビジネス会員(加盟店)が便利に資金移動を行うための「残高チャージ」と「口座出金の機能」をどのように実現すればよいか、ということが大きな課題でした。
各金融機関さまとのサービス連携を検討していく中で、GMOあおぞらネット銀行のAPIを駆使すれば、ビジネス会員間の資金移動も円滑に行えることが分かりました。

当社のAPIを利用していて当初の想定より良かった点
デジタルネイティブな金融機関であり、柔軟に活用できるAPIが豊富に用意されていたことで、当初検討していた機能の実装がスムーズに行えた点を高く評価しています。
とりわけ、Wesmo!ビジネス会員の「残高チャージ」に関しては、振込用の仮想口座を払い出し、当該口座にお振込みいただくと入金を検知してWesmo!残高のチャージを行うといった「振込チャージスキーム」を実現できた点は、Wesmo!ビジネス会員向けのサービスを構築するうえで大きな助けとなりました。
今後のビジョンやコメントをお願いいたします。

今後、人、まち、社会のつながりをさらに進化させていくべく、デジタル給与払い(ペイロール)をはじめとしたサービス拡張に取り組んでいきたいと考えています。まちで暮らす人・訪れる人がまちのお店でWesmo!決済をご利用し、その売上金がWesmo!残高として加盟店(ビジネス会員)に精算され、Wesmo!残高が企業間のお取引や従業員への給与支払いに利用されるといったWesmo!残高がまち中を循環し、地域経済を盛り上げる、デジタル金融インフラを構築していきたいと考えています。