イベント情報&レポート
sunabarコミュニティイベント第5弾
ビジネスにおける銀行APIの価値
こんにちは!sunabarイベント担当の村田です。
今回は、2020年9月25日(金)に開催されたsunabarコミュニティイベント第5弾「ビジネスにおける銀行APIの価値」についてレポートいたします。
当社の主要サービスの1つ『銀行API』をテーマに、「銀行APIとは何か?」「ビジネスを発展させるための1つの選択肢として銀行APIをどのように活用できるか?」など、ビジネスにフォーカスしたテーマでセミナーを開催しました。
- ■イベント名:
- ビジネスにおける銀行APIの価値
- ■日時:
- 2020年9月25日(金)18:30~20:00
- ■登壇者:
- 池上 大介 さま(アスタリスト株式会社 代表取締役CEO)
金子 岳人 (GMOあおぞらネット銀行 代表取締役会長)
矢上 聡洋 (GMOあおぞらネット銀行 CTO)
iPaaSで進化する銀行APIの価値
まずは、アスタリスト株式会社の池上さまにご登壇いただきました。
アスタリスト株式会社について
アスタリスト株式会社は、エンタープライズiPaaS*1「ActRecipe」や「SAP Concur」「BlackLine」「WalkMe」などのクラウドサービスの導入支援サービスを提供する企業です。
「イノベーションによって時間を創る」をミッションに、企業の生産性向上を支援しています。
セミナーでは、「なぜiPaaS事業を行おうと思ったのか?」や今回のタイトルにある「iPaaSによって銀行APIの価値がどのように高まるのか?」などを赤裸々にお話いただきました。
- *1 iPaaS(integration Platform as a Service)とは、複数のシステム間のデータ連携を実現するクラウド統合プラットフォーム。
クラウドに対応したシステム間をつなぐ役割を持ち、APIの接続が可能なクラウドシステムであれば連携できる。
セミナーでお話いただいた「iPaaSの活用により銀行APIの価値がどのように高まるのか?」の内容を一部抜粋してご紹介します。
銀行APIと連携する際の課題
データ加工(自社で管理しているデータと比較したデータの重複排除や名義変更等)ができない、特定のSaaSに依存するために複数の業務システムでの共有利用が難しくなる。
iPaaSとの連携により銀行APIと連携する際の課題を解決
iPaaSと銀行APIとの連携により、複数の業務システム間でデータ連携ができる。
また、連携メリットは数多くあるが、その中でも業務全体最適化が一番のウリになっている。単なるデータ連携だけでなく、付属機能(ConcurとSlackとの連携機能など)の提供が業務効率を最大限アップさせる。
アスタリスト株式会社HP:https://www.asterist.com
池上さまのお話は、iPaaSの有用性を感じることができ、特に経営者・経理担当者にとって、とても有意義な内容をお話でした。
未来型の銀行作り~IT産業型の新たなサービスモデルの構築~
続いては、GMOあおぞらネット銀行 代表取締役会長の金子より「未来型の銀行作り」についてお話しました。
銀行の生き残り戦略として、これまでの銀行業に追加でIT産業型の新しいサービスモデルを構築することは、普段から当社が意識している考え方です。
店舗型の銀行ではなくネット銀行として、銀行の基本的役割はしっかりと果たしながら、オープンAPIの積極的開放(sunabar -GMOあおぞらネット銀行API実験場-)や銀行APIとITサービスの連携によるシナジー創造(プラットフォーム銀行*2)などに取り組んでいます。
- *2 プラットフォーム(PF)銀行とは、BaaS(Banking-as-a-Service)に代表されるように、銀行の本質的機能に、APIに代表されるような接続容易性、お客様サービス毎のカスタマイズ性、必要な機能だけを組み込める選択可能性を付加することにより、銀行機能が組み込まれたイノベーティブなお客さまサービスの具現化をサポートするサービス。
GMOあおぞらネット銀行が今後担うべき役割について、セミナーでの講演内容を一部抜粋して紹介します。
当社が担うべき役割
デジタル社会におけるネット銀行として担うべき当社の役割は2つ
− ニューノーマル時代に向けDX(デジタル変革)を加速させたいお客さまへ銀行APIを通じてその実現を支援すること
− 従来の銀行モデルでなく、「IT産業型=クラウド型サービスモデルを提供する」新型銀行の先駆者となり、銀行業界の発展に貢献すること
つまりは、お客さまと当社がサステナブルな関係、共存的持続的成長を構築していくことがGMOあおぞらネット銀行の大きな役割であると認識している。
未来型の銀行作りを目指すことは、一筋縄ではいかない大きなチャレンジですが、業界・世の中に与えるインパクトも大きい取り組みだと実感している。
今後もGMOあおぞらネット銀行の先進的な取り組みをぜひご注目ください。
sunabarデモンストレーション及び最新事例
最後は、当社CTO矢上によるsunabarデモンストレーションです。
sunabarイベントでは毎回、sunabarで作ったミニアプリケーションを用いて、実際の使用感やsunabarで利用できる機能を紹介していますが、今回はsunabarを利用して開発した「チョキンアプリ」のデモンストレーションを行いました。
「チョキンアプリ」は、前回のsunabarイベントで紹介した「割り勘アプリ」をベースにして開発されたものです。sunabarだけでここまでのアプリケーションが開発できるとは、開発者本人もちょっと驚きでした。
以上、sunabarコミュニティイベント第5弾「ビジネスにおける銀行APIの価値」についてのレポートでした。
次回(12月予定)のsunabarイベントもご期待ください。
ありがとうございました。