1. 1.なぜ起業・独立するのか

   

   あなたは、なぜ起業・独立をしたいのですか？お金のため？生活のため？家族のため？世の中のため？名声を得るため？自由を得るため？大好きなことをするため？自己実現のため？社会貢献のため？人によって答えは違うでしょう。どれが良いとか悪いとかはありません。
   ただし、起業・独立の動機、目的を自分の中で明確にしておかないといけません。明確な動機や目的があるとないとでは、起業・独立してからのモチベーションが全然違います。
   また、動機や目的がはっきりしていれば、起業・独立した後に多少の厳しいことがあっても乗り越えられるパワーとなります。
   「あなたが一生を掛けて取り組みたいテーマは何ですか？」まずは、これを明確にしましょう。

2. 2.起業・独立して何をしたいのか

   

   起業・独立して、具体的に誰に何を提供しますか？そこが明確になっていないと成功は難しいでしょう。自分のやりたいことが先行しすぎると夢物語となってしまい具体性に欠けてしまうことがよくあります。明確にしていくには、これまでのあなたの経験や強みがポイントになります。

3. 3.これまでの経験や強みを整理する

   

   起業して成功するには、明確なビジネスプランが必要です。あなたが身をもって経験してきたこと、実践してきたことでないと、どこか曖昧なところが残ってしまい、明確なビジネスプランはつくれません。また大手中小さまざまな競合ひしめく市場に打って出ていくには、並みのビジネスプランでは通用しません。そのうえで、あなたにしかない強みを提供していくのが成功への一番の近道です。
   あなたにしかない強みを明確にしていくためには、自分の棚卸（自己分析）をしてみましょう。生まれてから今に至るまでの自分の人生を年表のように書き出します。最初は頭に思い浮かぶものから書き出していきましょう。

   • 今までの人生で経験してきたこと
   • 自分が持っているスキル
   • 自分が活用できそうな人脈
   • その他（好きなこと、趣味、特技）

   を視覚化していきましょう。そして、関連するキーワードをマークします。
   そこに出現するキーワードにあなたの強みが見えてきます。自分の強みを生かして何が提供でき、どのように社会に貢献できるのかを考えましょう。

4. 4.事業計画書でビジネスプランを検証する

   

   起業・独立の動機、目的、何をするのかが明確になったら、それらを具体的なビジネスプランにします。頭の中で構想しているだけではなく、実際に事業計画書として書いてみましょう。最初から完璧に事業計画書を書ける人なんていません。何度も検討を重ねながら、書き直していきます。

5. 5.3つのゾーン

   

   • 自分がやりたいこと
   • 自分ができること
   • 社会が求めていること

   この3つが揃ったビジネスプランになっているでしょうか？「自分がやりたいこと」が欠けている場合、そもそもやる意味がありません。「自分ができること」が欠けている場合、事業化そのものが難しくなります。「社会が求めていること」が欠けていると独りよがりのビジネスとなってしまい、売上があがりません。3つがすべて揃ってはじめてビジネスプランとして成り立ちます。

いかがでしたでしょうか。起業・独立にはリスクがあります。自分が納得できる人生を送るために、起業・独立の動機や目的、何をするのかを考え、ビジネスプランを検証するところからはじめてみましょう。