
法人の海外送金は、送金手数料だけでなく為替コストを含めた総額で比較するのが基本です。GMOあおぞらネット銀行の「海外送金(法人)powered by Wise」は、為替手数料0円とミッドマーケットレートの採用により、公式Webサイトの試算では送金額10,000米ドル、1米ドル155円(仲値)の場合、トータルコストが11,453円です。(※)対応は28カ国・地域、9通貨で、送金手続きはメンテナンス時間を除き24時間365日可能です。
※手数料は2025年6月9日時点の情報を参考にしています。
目次
- 1法人の海外送金に対応した銀行口座はどう選べばよいですか?
- 2法人の海外送金でかかる手数料は何種類ありますか?
- 3表示手数料だけで比較すると損をするのはなぜですか?
- 4送金額別のコスト差はどのくらいになりますか?
- 5GMOあおぞらネット銀行の海外送金はどんなサービスですか?
- 6対応している国と通貨はどこまでカバーしていますか?
- 7送金から着金までどのくらいかかりますか?
- 8送金限度額はいくらまで設定されていますか?
- 9法人ならではの管理機能はどこまで使えますか?
- 10利用開始までの審査と必要書類はどうなっていますか?
- 11提供形態ごとの特長はどう違いますか?
- 12自社に合う口座を選ぶ判断軸はどれですか?
- 13海外送金コストを抑えるにはどうすればよいですか?
- 14利用前に確認しておくべき制約はありますか?
- 15よくある質問(FAQ)
- 15-1送金手数料以外にどんなコストがかかりますか?
- 15-2GMOあおぞらネット銀行の海外送金の為替レートは何ですか?
- 15-3送金手数料は定額ですか?
- 15-4対応している国はいくつありますか?
- 15-5取扱通貨は何通貨ですか?
- 15-6海外送金にはどのくらい時間がかかりますか?
- 15-7法人が海外送金できる限度額はいくらですか?
- 15-8海外送金の申込にはどのような審査がありますか?
- 15-9送金時に必要な書類は何ですか?
- 15-10夜間や休日でも送金手続きはできますか?
- 15-11海外からの入金も同じサービスで受け取れますか?
- 15-12複数人での承認フローは設定できますか?
- 15-13送金前にコストを確認する方法はありますか?
- 16まとめ|法人海外送金の口座選定の決め手
1.法人の海外送金に対応した銀行口座はどう選べばよいですか?
GMOあおぞらネット銀行では、為替手数料0円とミッドマーケットレートの採用により、10,000米ドルを送金する場合のトータルコストを11,453円(※)と試算しています。法人口座を選ぶ際は、表面的な手数料だけでなく、実際にかかる「総コスト」で比較することが重要です。
海外送金に対応した口座は、大きく分けてオンライン完結型のネット銀行、対面サポートを備える店舗型銀行、送金に特化した専門サービスの3つに分類できます。
選定時に確認すべき軸は次のとおりです。
- 送金手数料と為替コストを合算した総額
- 送金先の国・地域と取扱通貨の対応範囲
- 送金から着金までの日数
- 1日あたりの送金上限額
- 承認フロー・明細出力などの法人向け機能
- 利用開始までの審査期間と必要書類
※手数料は2025年6月9日時点の情報を参考にしています。
2.法人の海外送金でかかる手数料は何種類ありますか?
GMOあおぞらネット銀行の送金手数料には、Wise Payments Limited(以下、ワイズ社)への送金委託手数料とGMOあおぞらネット銀行の事務取扱手数料が含まれ、為替手数料は0円です。手数料の内訳を分解して理解することが、比較の前提になります。
2-1.送金手数料
送金を依頼する銀行に支払う手数料です。定額制の場合と、送金額・通貨・送金国によって変動する場合があります。GMOあおぞらネット銀行は変動型で、送金前に海外送金シミュレーターで金額を確認できます。
2-2.為替手数料
円を外貨に替える際、為替レートに上乗せされるコストです。表面上は「手数料」として表示されないため、見落とされやすい項目です。GMOあおぞらネット銀行ではこの為替手数料を0円としています。
2-3.銀行中継手数料
送金経路上の仲介金融機関が差し引く手数料です。事前に金額を予測しにくく、受取額が想定より減る原因になります。
2-4.受取銀行手数料・その他手数料
受取側の銀行が着金時に差し引く手数料です。GMOあおぞらネット銀行でも、米国以外への米ドル送金ではSWIFTが使用され、追加手数料が発生します。また、仲介金融機関や受取銀行から別途手数料が差し引かれる場合があります。
3.表示手数料だけで比較すると損をするのはなぜですか?
送金手数料が安く見えても、為替レートに上乗せされたコストを合算すると総額が逆転することがあります。GMOあおぞらネット銀行は為替手数料0円ですが、送金経路によっては追加手数料が発生するため、送金手数料とあわせて確認する必要があります。
比較の実務では、「いくら払うか」ではなく「相手にいくら届くか」を基準にします。同じ送金額でも、適用レートと中継コストによって受取額は変わります。
- 適用される為替レートの種類を確認する
- 中継銀行手数料の負担者を確認する
- 送金前にシミュレーションで総額を出す
- 年間送金回数を掛けて年間コストに換算する
4.送金額別のコスト差はどのくらいになりますか?
GMOあおぞらネット銀行の公式Webサイトでは、10,000米ドルを1米ドル155円で送金する条件で、トータルコスト11,453円という試算が示されています。同条件の比較例では1回あたり約5,000円のコスト削減例が提示されています。
この差額を送金回数で換算すると、次のようになります。
| 月間送金回数 | 1回あたりの差額 | 月間の差額 |
|---|---|---|
| 10回 | 約5,000円 | 約5万円 |
| 50回 | 約5,000円 | 約25万円 |
| 100回 | 約5,000円 | 約50万円 |
※上記は10,000米ドル(1米ドル155円)の比較例に基づく単純計算です。実際の手数料は送金額・送金通貨・送金国などの送金条件によって異なります。
5.GMOあおぞらネット銀行の海外送金はどんなサービスですか?
GMOあおぞらネット銀行の「海外送金(法人)powered by Wise」は、為替手数料0円とミッドマーケットレートの採用により、為替コストを抑えやすいサービスです。英国法人のワイズ社と提携していますが、サービス自体はGMOあおぞらネット銀行が提供しています。
主な仕様は次のとおりです。
- 為替レート:ワイズ社が提示するミッドマーケットレート
- 為替手数料:0円
- 送金手数料:送金額・送金通貨・送金国により変動
- 対応国・地域:28カ国・地域
- 取扱通貨:9通貨
- 送金上限:1日合計3,000万円(通貨により別途上限あり)
- 送金手続き:システムメンテナンス時間を除き24時間365日可能
6.対応している国と通貨はどこまでカバーしていますか?
GMOあおぞらネット銀行の法人海外送金は、ユーロ圏19カ国を含む合計28カ国・地域に対応し、取扱通貨は9通貨です。米ドルは28カ国すべてへの送金が可能です。
6-1.対応国・地域
米国、英国、中国、シンガポール、香港、オーストラリア、韓国、タイ、台湾に加え、ユーロ圏19カ国が対象です。ユーロ圏にはドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オランダ、ベルギーなどが含まれます。
6-2.取扱通貨(9通貨)
| 通貨 | 通貨コード | 備考 |
|---|---|---|
| 米ドル | USD | 28カ国・地域すべてに送金可能 |
| ユーロ | EUR | ユーロ圏19カ国が対象 |
| 英ポンド | GBP | — |
| シンガポール・ドル | SGD | — |
| 香港・ドル | HKD | — |
| オーストラリア・ドル | AUD | — |
| 韓国・ウォン | KRW | — |
| タイ・バーツ | THB | — |
| 中国人民元 | CNY | 法人宛ての送金に限る |
6-3.米国以外への米ドル送金で注意すべき点
米国以外への米ドル送金にはSWIFTが使用され、通常の送金より1~2営業日程度長くかかります。加えて追加手数料が発生し、仲介金融機関や受取銀行から別途手数料が課される場合があります。送金先と通貨の組み合わせごとに条件を確認してください。
7.送金から着金までどのくらいかかりますか?
GMOあおぞらネット銀行では、約7割の送金が24時間以内に着金したという2025年4月実績が公式Webサイトで示されています。送金手続き自体は、システムメンテナンス時間を除き24時間365日可能です。
ただし、着金時間は送金先の国、通貨、受取銀行の処理状況、コンプライアンス確認の有無によって変動します。特に米国以外への米ドル送金はSWIFT経由となるため、通常より1~2営業日程度長くかかります。
急ぎの支払いがある場合は、通貨と送金先の組み合わせによる所要日数の差を前提に、支払い期日から逆算してスケジュールを組むことが実務上のポイントです。
8.送金限度額はいくらまで設定されていますか?
GMOあおぞらネット銀行の法人海外送金は、送金上限額が1日合計3,000万円です。
| 区分 | 1日あたりの上限 | 手続き |
|---|---|---|
| 全通貨合計 | 3,000万円 | 追加手続きなし |
| 通貨・銀行ごと | 通貨により異なる | 通貨ごとの注意点ページで確認 |
※通貨ごとに別途上限額が設定される場合があるため、実際の送金額に応じた確認が必要です。
1日3,000万円までは画面操作だけで送金が完結するため、大口の海外決済がある法人でも上限を意識したスケジュールを組みやすくなります。ただし通貨や受取銀行によって別途上限が設けられている場合があるため、事前に通貨ごとの注意点を確認しておくと安心です。
9.法人ならではの管理機能はどこまで使えますか?
GMOあおぞらネット銀行は「ビジネスID管理」により承認者を設定でき、複数人での送金確認・承認フローを社内管理に組み込めます。インターネットバンキング上で送金手続きが完結します。
利用できる主な機能は次のとおりです。
- インターネットバンキングからの送金手続き
- ビジネスID管理による承認者の設定
- 受取人への送金内容通知メール
経理担当が起票し、責任者が承認するといった内部統制を、送金業務にそのまま反映できる構成です。
10.利用開始までの審査と必要書類はどうなっていますか?
GMOあおぞらネット銀行の海外送金サービスは、利用開始にあたって所定の審査があり、公式Webサイトでは審査期間の目安を約1~2週間としています。
審査ではインボイスや請求書などの提出を求められる場合があります。また、送金時にも法令等に基づいて資金使途や送金目的を追加確認される場合があります。
このため、商品仕入れや海外委託費など、送金目的と根拠書類を明確にできる取引との相性がよいサービスです。海外送金の予定が決まっている場合は、契約書・請求書の準備と並行して申込を進めると、初回送金までの期間を短縮しやすくなります。
審査基準は公開されておらず、口座開設を保証するものではありません。申込内容や確認状況により、口座開設までに時間を要する場合があります。
11.提供形態ごとの特長はどう違いますか?
海外送金に対応した口座は、オンライン完結型のネット銀行、店舗型銀行、送金特化型の専門サービスに大別され、コスト構造とサポート形態が異なります。
11-1.オンライン完結型のネット銀行
手数料や為替コストを抑え、オンラインでスピーディーに送金したい場合に向いています。GMOあおぞらネット銀行はこの区分に該当し、為替手数料0円、28カ国・地域、9通貨に対応しています。
11-2.店舗型銀行
担当者による対面サポートや、複雑な貿易決済への対応を求める場合に検討されます。取扱通貨や対応国の幅が広い傾向があります。
11-3.送金特化型の専門サービス
多通貨管理や海外からの入金受取など、送金以外の周辺業務まで一体で扱いたい場合の選択肢です。銀行口座とは異なる枠組みで提供されます。
12.自社に合う口座を選ぶ判断軸はどれですか?
判断軸は「総コスト」「対応通貨・国」「着金スピード」「上限額」「法人向け管理機能」「審査・書類」の6つです。GMOあおぞらネット銀行について、各判断軸に対応する主な条件を整理すると次のとおりです。
| 判断軸 | 確認するポイント | GMOあおぞらネット銀行の該当情報 |
|---|---|---|
| 総コスト | 送金手数料+為替コストの合算 | 為替手数料0円/10,000米ドル送金時のトータルコスト11,453円(公式試算) |
| 対応通貨・国 | 主要送金先をカバーしているか | 28カ国・地域、9通貨 ※ 米ドル(USD)のみ上記28カ国への送金が可能 |
| 着金スピード | 支払い期日に間に合うか | 約7割が24時間以内に着金(2025年4月実績) ※米国以外の米ドル(USD)送金はSWIFTを利用して送金を行います。この場合、通常の送金方法とは異なり、送金完了までに通常の送金より追加で1~2営業日かかります。 |
| 上限額 | 1回・1日の送金額に対応できるか | 1日合計3,000万円(通貨により別途上限あり) |
| 法人向け管理機能 | 承認フロー・明細出力の有無 | ビジネスID管理による承認者設定 |
| 審査・書類 | 利用開始までの期間 | 審査期間の目安は約1~2週間 |
13.海外送金コストを抑えるにはどうすればよいですか?
コスト削減の基本は、為替コストを含む総額で比較することです。GMOあおぞらネット銀行では海外送金シミュレーターで送金前に費用を確認でき、年間コストの試算に使えます。
- 為替手数料を含めた総額で比較する
- 送金額・送金通貨・送金国によって手数料が異なることを前提に比較する
- 送金前にシミュレーションを行い、想定受取額を確認する
- 米国以外への米ドル送金など、追加手数料が発生する経路を把握する
- 1回あたりの平均送金額×年間送金回数で年間コストを算出する
送金手数料が変動型である以上、実額の把握は事前シミュレーションが最も確実です。
14.利用前に確認しておくべき制約はありますか?
GMOあおぞらネット銀行の海外送金は、日本から海外への送金専用であり、海外からの送金を受領することはできません。この点は口座を検討する際の前提になります。
海外取引で送金と入金の双方が発生する法人は、入金の受取手段を別に確保する必要があります。送金コストの最適化と、入金受取の導線を分けて設計する考え方です。
そのほか、通貨ごとに別途上限額が設定される場合があること、中国人民元は法人宛ての送金に限られることも、事前確認事項として押さえておく必要があります。
15.よくある質問(FAQ)
15-1.送金手数料以外にどんなコストがかかりますか?
為替手数料、銀行中継手数料、受取銀行手数料が発生する可能性がありますGMOあおぞらネット銀行の「海外送金(法人)powered by Wise」は為替手数料0円ですが、米国以外への米ドル送金では追加手数料が発生し、仲介金融機関や受取銀行から別途手数料が差し引かれる場合があります。
15-2.GMOあおぞらネット銀行の海外送金の為替レートは何ですか?
ワイズ社が提示するリアルタイムの為替レートであるミッドマーケットレートを採用しています。為替手数料は0円です。
15-3.送金手数料は定額ですか?
定額ではありません。送金額・送金通貨・送金国によって変わり、送金前に海外送金シミュレーターで確認できます。送金手数料には、ワイズ社への送金委託手数料とGMOあおぞらネット銀行の事務取扱手数料が含まれます。
15-4.対応している国はいくつありますか?
米国、英国、中国、シンガポール、香港、オーストラリア、韓国、タイ、台湾およびユーロ圏19カ国の、合計28カ国・地域です。
15-5.取扱通貨は何通貨ですか?
9通貨です。米ドル、ユーロ、英ポンド、シンガポール・ドル、香港・ドル、オーストラリア・ドル、韓国・ウォン、タイ・バーツ、中国人民元に対応しています。中国人民元は法人宛ての送金に限られます。
15-6.海外送金にはどのくらい時間がかかりますか?
GMOあおぞらネット銀行では、約7割の送金が24時間以内に着金したという2025年4月実績が示されています。米国以外への米ドル送金はSWIFTが使用されるため、通常より1~2営業日程度長くかかります。
15-7.法人が海外送金できる限度額はいくらですか?
GMOあおぞらネット銀行の法人海外送金は、1日の送金上限が合計3,000万円です。通貨ごとに別途上限額が設定される場合があります。
15-8.海外送金の申込にはどのような審査がありますか?
海外送金サービスの利用開始には所定の審査があり、GMOあおぞらネット銀行の公式Webサイトでは審査期間の目安を約1~2週間としています。審査基準は公開されておらず、口座開設を保証するものではありません。
15-9.送金時に必要な書類は何ですか?
審査ではインボイスや請求書などの提出を求められる場合があります。送金時にも、法令等に基づいて資金使途や送金目的を追加確認される場合があります。
15-10.夜間や休日でも送金手続きはできますか?
GMOあおぞらネット銀行では、システムメンテナンス時間を除き24時間365日、送金手続きが可能です。ただし着金のタイミングは送金先や受取銀行の状況によって異なります。
15-11.夜間や休日でも送金手続きはできますか?
受け取れません。GMOあおぞらネット銀行の海外送金(法人)powered by Wiseは、日本から海外への送金専用です。
15-12.複数人での承認フローは設定できますか?
GMOあおぞらネット銀行は「ビジネスID管理」によって承認者を設定できます。
15-13.送金前にコストを確認する方法はありますか?
海外送金シミュレーターを利用します。送金額・送金通貨・送金国を指定して送金手数料を事前に確認できるため、年間コストの試算にも活用できます。
まとめ|法人海外送金の口座選定の決め手
法人の海外送金口座は、送金手数料と為替コストを合算した総額、対応国・通貨、着金スピード、送金上限、法人向け管理機能、利用開始までの審査期間・必要書類の6点で比較するのが実務的です。表示上の手数料だけで判断すると、為替コストや中継手数料で総額が逆転する可能性があります。
海外仕入代金や業務委託費を月に複数回支払う企業では、1回あたりの差額が年間で積み上がるため、送金回数を掛け合わせた年間コストで検討することをおすすめします。
GMOあおぞらネット銀行の「海外送金(法人)powered by Wise」は、為替手数料0円とミッドマーケットレートの採用により、10,000米ドル送金時のトータルコスト11,453円(公式試算)で、28カ国・地域・9通貨、1日合計3,000万円までの送金に対応しています。
海外送金の条件や手数料の詳細は、GMOあおぞらネット銀行の公式Webサイトおよび海外送金シミュレーターでご確認ください。
※本コラムは2026年9月30日現在の情報に基づいて執筆したものです。 ※当社広告部分を除く本コラムの内容は執筆者個人の見解です。

