
(左から)株式会社マネーフォワード 永井 博さま
Webサイト:https://corp.moneyforward.com/
株式会社SoLabo 田原 広一さま、村野 智範さま
webサイト:https://so-labo.co.jp/
2015年12月に創業され、会社としては今期で10期目を迎える株式会社SoLaboさま。
創業当初から「融資支援」を強みにしており、毎月1,500件強の日本トップクラスの相談を受け、2023年には融資サポート・補助金申請サポートを合わせた資金調達支援実績が6,000件を超えました。
2024年には、官民連携による自治体の課題解決サポートに着手されたり、BPOサービスをスタートされたりと「経営者の夢を実現されるために」起業家の皆さまの力強いパートナーとしてさらなる躍進を目指しています。
法人向けのバックオフィスSaaSや個人向けPFM(Personal Financial Management:個人資産管理)サービスの開発、提供を手掛ける株式会社マネーフォワードさま。「マネーフォワード クラウド」は、個人事業主から上場企業までご利用いただけるバックオフィス全体を効率化するクラウドサービスであり、課金顧客数は30万以上、サポート満足度95%、サービス継続率99%と多くのお客さまにご満足いただいています。
今回は創業を検討されている方から、まだ創業して間もない経営者の方のお悩みや気持ちに寄り添いサービスを提供されている株式会社SoLaboの田原さまと村野さま、「マネーフォワード クラウド」シリーズを通じて、中小企業やフリーランスの経理・財務管理をサポートされている株式会社マネーフォワードの永井さまに、実際に支援しているからこそ分かる『事業を成功するために創業初期こそ実施すべきポイント』についてお伺いしました。
1.事業成功のポイント①創業初期こそ「融資を受ける」べき
ーズバリ創業を検討されている方や創業初期の経営者の方に対して経営が成功するコツとしてお伝えすべきことはありますか?
(田原)創業初期に『低金利の信用が付く融資』(例えば日本政策金融公庫や保証協会付の融資)を借りて実績をつけることです。
(田原)当社も創業して2カ月目で融資を受けました。登記したのが12月で、着金したのが翌年の1月末でした。法人であれば登記簿謄本を取得した際、個人事業主であれば独立をすると決めた瞬間に融資の手続きを開始されるのがおすすめです。
ー逆に借りたほうがいいんですね。
(田原)絶対借りたほうがいいです。理由は1期目で黒字転換するまでに大体6カ月〜10カ月かかると言われており、約7割の方が1年目の決算だけで言うと赤字決算になる可能性が高いからです。
(田原)創業初期は、過去の実績の書類で融資審査をされることが多いですが、6カ月以降経過すると、試算表等のほかの書類を追加で提出が求められます。当然ながら赤字の状況では資金を借りづらくなります。
(田原)1年目は赤字になる確率が高いので『計画的』に創業初期に一度借りてみるという動きをすることが大切です。赤字になってからでは資金を借りたくても赤字だと借りられない、でもキャッシュは減っている状態です。こういうケースの場合、高金利の融資は借りやすいので借りてしまう方も多いですが、一度高金利で借りてしまうと信用情報に残ってしまうので、低金利の融資に戻りにくくなってしまいます。
ー赤字決算だと法人税がかからないので、わざと赤字にする方もいると聞きましたがどうなのでしょうか。
(田原)赤字にすると、いざというときにお金を借りにくくなる場合があります。また創業初期の場合、そこまで売上が上がることは少なく、納税しても数十万で済むことが多く、その数十万を節税するために赤字決算にしてしまった結果、決算書がぐちゃぐちゃになってしまうこともあり、今後の経営に支障が出る可能性があります。
(村野)少し極端ですが、税金をとるか融資をとるかです。税金を払いたくないなら、融資を受けることも難しくなります。赤字になるということは、いずれ債務超過に陥る可能性があります。債務超過に陥ってしまうと、その会社の存続が危ぶまれる可能性もあり、会社の信用が回復するまで融資が難しくなります。
(田原)お金を借りることはリスクではありません。最初に融資を受けて、ちゃんと返済することが創業期の実績につながります。
例えば、実際に「融資を受けたほうがいいのか分からない」とご相談に来られたお客さまで、創業初期に特段融資を必要としていたわけではないですが、500万を借りられ、その後、利益で返済するので500万はずっと手元に残っている状態を維持している会社さまもいます。借りたお金の分だけキャッシュを増やし、会社の安定感が増している会社もあるのです。

株式会社SoLaboさまの創業期の経験もお話しくださった田原さま、村野さま
自社でも最初に融資を受け、会社を成長させてきたからこそ、『創業期こそ融資を受けるべき』という成功するポイントをいただきました。
2.事業成功のポイント②創業初期から「試算表」を準備するべき
ー創業初期こそ融資を受けることが、事業の成功のポイントとのことですが、これから創業を検討している人がすべきことはありますか。
(田原)実は、当社にご相談に来られても、どうしても融資を受けることができない方もいます。自己資金0、これから行う事業の経験なし、信用情報が悪いという場合は、どうしても借りることができません。
そのため、できれば創業前に『自己資金の準備』『これから行う事業の経験を積んでいく』『信用情報を意識する』ことが大切です。
ー創業間もない法人さまで準備すべきことはなんでしょうか。
(田原)創業1~2カ月後に資金調達をするためには、先ほどの『自己資金の準備』『これから行う事業の経験を積んでいく』『信用情報を意識する』が大切です。
創業6カ月以降で資金調達をする場合は、基本的には金融機関は決算終了後に貸す場合が多いですが、決算前に融資を受けるためには試算表とキャッシュの動きが大切です。
先ほど、約7割の方が1年目の決算は赤字決算の可能性が高いと伝えましたが、残り3割の方は黒字になります。
(田原)黒字であれば、金融機関は試算表の売上と銀行のキャッシュの動きの整合性がとれているのかを確認し、黒字決算の内容も確認しながら、決算内容に問題がなければ、今後も黒字が続くであろうというイメージも湧くため積極的に融資をしてくれるケースが多いです。
(田原)また、仮に赤字だとしても、試算表上の動きとキャッシュの動きの整合性がとれており、今は赤字でも、徐々に売上が増えている等の黒字転換が見えているようであれば、融資の成功確率は上がります。
上記のとおり、決算前の期の途中で大切になるのが「試算表」です。ただ初期から「試算表」をちゃんとしている会社が少ないのが現状です。
ー創業初期から「経理」をつけている会社さまはいるのでしょうか。
(村野)実は初期に経理をつけている会社はほとんどいないのが実情です。本当は創業前から経理担当者をおかないといけません。よく創業初期に陥りがちな失敗として、家計簿的な感覚で入出金だけを把握しているケースがありますが、それだけだとぐちゃぐちゃになってしまい、「試算表」としての役目を果たせません。
(田原)ここでおすすめしたいのが「クラウド会計」になります。ツールを使用するだけで自動的に勘定科目を振り分けてくれるので生産性がかなり向上します。
(永井)そうですね。ただ、創業初期の設定が重要なポイントです。基本的にはサービスが自動で勘定科目を当てていく形になり、経理経験のない法人さまでも簡単にご利用いただけるものなのですが、会社のビジネスによって勘定科目は異なります。
まずは、自動で入出金等を取り込む設定をすること、そして勘定科目の登録を知識を持って行うことが、正確な経理の把握、ないしは経営の把握につながります。
(田原)クラウド会計の便利な点は、サービスが自動で勘定科目を振り分けてくれることです。ですが、よくある失敗として、会社の経営状態が「儲かっているのかどうなのか分からない」という状況に陥ります。その場合、よくあるのが色々な科目で振り分けられていることが多く、決算書を作成するときにぐちゃぐちゃになっており、税理士さんにお願いしてももう手遅れだというケースもあります。
ーそれでは最初から税理士さんにお願いしたほうがいいですね。
(永井)当社では、税理士さんと連携しており、IT・クラウドツールに強い税理士・社労士を厳選し紹介しております。士業事務所の特長や強み、提供可能なサービスなどを踏まえて、お客さまのご希望の条件に合致した税理士をご紹介しますので、クラウド会計の導入に関しても安心してご利用いただけます。

マネーフォワードさまでは、IT・クラウドツールに強い税理士・社労士を無料でご相談できるサービスも設けております。クラウド会計の利用にご不安な方でも安心してご利用できますね。
お問い合わせ:Money Forwardクラウド|税理士・社労士無料紹介サービス
3.事業成功のポイント③経理を盤石にするべし
ー創業期に成功するためには経理を把握することがとても大切ということが分かりました。
ただ経理を盤石にするには、経理担当者を採用すればいいのではないでしょうか。
(田原)経理を1年目に自社で採用するのはコストが重いです。創業期によくあるのですが、経理を広く捉えている方と狭く捉えている方がおり、大手企業の経理だと「経理業務」のみ、中小零細の経理は「法務、総務、労務、事務」すべてを「経理」と指している場合があります。「法務、総務、労務、事務」をすべて1人のアルバイトにお願いし、属人化してしまい何が何だか分からなくなってしまった」という会社さまが多いです。20人未満の会社さまであれば、経理代行や記帳代行をうまく活用しながら専門家に外注するのがおすすめです。
(村野)例えば、経理社員の30万のお給料を支払う場合、従業員15〜20人くらいいて、初めて雇える感覚です。逆に言うと、それまでずっとアルバイトか兼任か外注かになります。
ーそれは、代表の方がクラウド会計を利用しながら専門家に任せるということでしょうか。
(田原)そうですね。ただ、先ほども永井さまが仰っていたように、クラウドサービスの知識がない方が勝手にやってしまうと、逆に良いサービスを活用しきれないことがあるので、専門家に基盤を構築してもらってから企業さまにてやってもらう方が効率が良いです。
(永井)はい、弊社では、税理士さま経由の場合であれば、初期始動を構築してから企業さまにお渡しできますのでぜひご利用いただきたいですね。
ークラウド会計の1番の便利なポイントとはどのような点でしょうか。
(永井)経営者の方にとっての1番のポイントは、経営数字を早く見ることで会社のPDCAのサイクルを早く回すことができる点です。
多くの会社では、月次の処理に数週間〜1か月近くかかっていますが、1カ月前の経営数字について分析しても、アクションの精度は低くなります。1週間で経営数値が分かれば、アクションの精度を向上させ、経営のスピード感が増します。
(永井)経理の方にとっては、会計というのは最終的な結果です。その前段階には、給与計算や経費精算、請求書の発行などの業務があります。これらの上流業務を自動化することで、下流の会計業務における手入力の項目を減らすことができると思います。実際、月末月初に残業続きであった方が、クラウドサービスの導入により、早く帰れるようになったというお声をよくいただきます。

さいごに
創業融資の強い味方である株式会社SoLaboさま、中小企業の強い味方である株式会社マネーフォワードさまから創業期に押さえるべき事業成功するためのポイントをお聞きしました。
創業期に押さえるべき事業を成功させるポイントは以下3つです。
2.創業初期から「試算表」を用意すべき → 融資を受けるためにはちゃんとした「試算表を作ろう
3.創業初期から経理を盤石にすべき → 「試算表」を作るにはクラウドサービスを活用して経営状況を把握しよう
創業期に押さえるべき3つのポイントを実践することで、事業の成功に向けた確実な一歩を踏み出すことができます。
株式会社SoLaboさまと株式会社マネーフォワードさまの専門家のアドバイスを生かし、融資の実績作り、試算表の準備、そして経理の盤石な体制を整え、事業の基盤を固めていきましょう。
対談でもありました、Money Forwordクラウド会計と、GMOあおぞらネット銀行の法人口座は無料で連携可能です。
ぜひクラウド会計と合わせて便利に利用できる法人口座の開設もご検討ください。
最後まで創業期の会社さまの未来について熱く対談いただきました。
創業期は経営にご不安に思われている経営者さまもたくさんいらっしゃると思いますが味方になってくれる専門家もいます。
困ったときは、株式会社SoLaboさまやマネーフォワードさまの税理士相談を活用してみましょう。
【お問い合わせ】
株式会社SoLaboさま
マネーフォワードさま
株式会社SoLabo
代表取締役社長・税理士有資格者 田原 広一さま
米国公認会計士試験合格者 村野 智範さま
現在までの融資実績は6,000件以上。
株式会社SoLaboにおいて、9期目までに5億円以上の融資を受ける
事業再構築補助金第4回~8回におけるサポート実績は、採択数日本一を誇る(2021年~2022年時点:SoLabo社調べ)
【Webサイト】
https://so-labo.co.jp/
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株式会社マネーフォワード
Money Forward Business Company
カンパニー執行役員兼SMB事業推進本部本部長 永井 博さま
2015年に株式会社マネーフォワードに入社し、士業さま向けの営業〜戦略・企画・立案を手掛ける。
2021年より法人向けマネーフォワードクラウドの責任者に着任。
【Webサイト】
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本インタビューは2025年1月14日に実施したものです。


