銀行員が教える!銀行の選び方~審査対策まで|法人口座開設完全ガイド

法人口座開設を完全ガイド|経営者が失敗しない銀行の選び方とは

「会社を設立した後、法人用の銀行口座は開設した方がいいのか?」
「どんな手順で、どの銀行で開設すればいいのか分からない」
「設立して間もない会社で、法人口座開設の審査が通るか不安…」

会社を立ち上げる際、法人口座の開設に関して、このような疑問や不安をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

結論から申し上げると、法人口座(会社名義の銀行口座)は、会社設立手続き後(登記完了後)で、実際に事業を始める前に開設するのが一般的です。

そのほか、法人口座を開設するにあたって、はじめに押さえておきたい基礎知識は、以下のとおりです。

はじめに押さえておきたい!法人口座の基礎知識
法人口座とは
法人(会社)名義の銀行口座のこと
会社を設立したら法人口座は開設すべき?
義務ではないが、会社設立直後に行うのが一般的
法人口座の開設はどうやって行うの?
STEP1.口座開設する銀行を選ぶ
STEP2.必要書類を提出する
STEP3.審査を受ける
どこの銀行を選んだらいい?
法人口座を開設できる銀行
・都市銀行(メガバンクを含む)
・地方銀行
・ゆうちょ銀行
・ネット銀行
・信用金庫

それぞれ特長が異なるため、自社に合った銀行を選びましょう
法人口座開設の審査が通らないこともある?
都市銀行・地方銀行は審査ハードルが高く設立したばかりの
会社では通らないケースもある

まずは審査が比較的柔軟なネット銀行で法人口座を開設するという会社も多い

法人口座の開設において重要なのは、「自社にとってベストな銀行はどこか」を判断することです。

・審査のルールや難易度
・手数料
・口座開設にかかる時間

などは、銀行ごとに大きく異なるので、特長を比較検討し、自分の会社にとってベストな銀行を選びましょう。

この記事で分かること
●会社を設立したら法人口座は開設すべき?
●法人口座を開設する銀行の選び方
●【3ステップ】法人口座を開設する手順
●法人口座開設に失敗しないための注意点
●初めての法人口座開設はネット銀行がおすすめ!2つの理由

当記事では、自社に最も合う銀行の選び方や、スムーズに法人口座を開設する方法を分かりやすくお伝えしているので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

1.法人口座とは

法人口座とは法人(会社)名義の銀行口座のことです。

主に会社の取引において利用する口座であり、取引先からの入金や仕入先への振り込みなど、業務上のお金のやりとりの際に使用することが一般的です。

2.会社を設立したら法人口座は開設するべきか?

1.会社を設立したら法人口座は開設するべきか?

「会社を設立したら法人口座は開設するべきか?」

という問いに対する答えは、一言で言えば

「義務ではないが、会社設立直後に法人口座を開設するのが一般的」

です。

会社を設立して、実際に事業をスタートさせる際に、元々持っていた個人の銀行口座を使ってビジネスを始めても、法律上は問題ありません。

では、なぜ多くの経営者が会社設立時に法人口座を開設するのかというと、会社の信用や利便性を考えた時に、個人口座よりも法人口座を利用した方が圧倒的にメリットが多いためです。

法人口座を開設するメリット、つまり法人口座を開設するべき理由には、次のようなものがあります。

・社会的信用を得やすい
・会社のお金の流れが把握しやすくなる
・金融機関から融資を受けやすくなる

具体的にどういうことか、詳しく見ていきましょう。

2-1.社会的信用を得やすい

法人口座を開設するべき最大の理由は、「社会的信用を得やすい」ことです。

法人口座を開設すると

・特定の銀行の審査を通過した
・会社のお金と個人のお金を分けている

ということの客観的な証明になり、仕入先・取引先・将来融資を受ける金融機関に信用してもらいやすくなります。

反対に法人口座を開設せず、個人口座でビジネスをしていると

「法人口座が作れない事情があるのではないか?」
「個人と法人の資産を混同していないか?(脱税の疑い)」

といった不信感を抱かれやすくなり、最悪の場合、取引を断られる可能性もあります。

取引先側の立場に立って考えた時、法人と取引をしようとして「代金は社長の個人口座に振り込んでください」と言われたら、「この会社大丈夫?」と不安になるのではないでしょうか。

このように、法人口座の開設は、一定レベルの社会的信用を担保する要素となるのです。

2-2.会社のお金の流れが把握しやすくなる

法人口座を開設すると、会社のお金の流れが把握しやすくなるというメリットもあります。

法人名義のクレジットカードの引き落とし先を法人口座に指定したり、会計ソフトと法人口座を連携したりと法人口座のお金の流れを統一させ、

「赤字が続いたら、これまでの支出を振り返って経費削減できそうな部分を探す」

といったような、キャッシュフロー改善の対策が立てやすくなります。

これに対して、個人口座をビジネスに利用する場合は、「会社のお金」と「プライベートのお金」を混同してしまう可能性もあるため、自力で仕分けを行わなければなりません。

・お金の流れの不透明化
・決算時の事務負担が大きい

といったデメリットが発生するため、お金の管理面においても、法人口座は開設するに越したことはないと言えるでしょう。

2-3.金融機関から融資を受けやすくなる

金融機関から融資を受けやすくなるというのも、法人口座を開設するメリットの一つです。

・事業を拡大したい
・資金難を改善したい

などの事情で金融機関から融資を受ける際、法人口座開設を開設していない会社は、そもそも融資の申込ができないケースがあります。

また、あらかじめ融資を受けたい銀行で法人口座を作っておくことで、銀行との信頼関係ができ、融資の審査に有利に働くといった可能性もゼロではありません。

法人口座を開設する金融機関と、融資を受ける金融機関は、必ずしも同一でなければならないという決まりはありませんが、いずれにしても「法人口座を開設し金融機関と取引をした」という実績を作っておいた方が将来的に融資を受けやすいでしょう。

3.法人口座を開設する銀行の選び方

3.法人口座を開設する銀行の選び方

ここからは、法人口座を開設する銀行の選び方について、以下の順に解説します。

・銀行の種類を選ぶ
・銀行を選ぶ
・銀行選びの黄金パターン

3-1.銀行の種類を選ぶ

まずは、銀行の種類を選びましょう。

法人口座の開設先として一般的な銀行は、

・都市銀行
・地方銀行
・ゆうちょ銀行
・ネット銀行
・信用金庫

の5つで、それぞれの特長は以下のようになります。

  審査の
ハードル
口座開設
スピード
社会的信用
(知名度)
振込手数料 利便性 融資金利
都市銀行
高い

遅い
1ヵ月程度

非常に高い

高い
165~700円台

高い
窓口・ATMが多い

低い
高くても2%程度
地方銀行
比較的高い

比較的遅い
2~3週間
程度

普通

高い
165~800円台

低い
窓口・ATMが少ない

低い
高くても2%程度
ネット銀行
比較的柔軟

早い
即日~2週間程度

やや低い

安い
145~200円台

非常に高い
オンラインで完結

比較的高い
0.9~15%程度
信用金庫
やや柔軟

比較的遅い
2週間程度

普通

高い
220~800円台

低い
窓口・ATMが少ない

低い
高くても2%程度

※2024年3月 GMOあおおぞらネット銀行調べ

上の表を見て分かるとおり、総合的に利用のメリットが多いのはネット銀行だと言えますが、どのタイプの銀行にもメリット・デメリットが存在します。

各タイプのメリット・デメリットと、それぞれどんな会社におすすめであるかを、一つずつ詳しく見ていきましょう。

3-1-1.都市銀行

都市銀行の基本情報
どんな銀行? 大都市に本店を置き、全国展開している大手の銀行
メリット 知名度が高く、仕入先・取引先といった第三者から信用されやすい
・全国に支店窓口・ATMがあり使い勝手が良い
デメリット ・審査のハードルが高く、申し込んでも口座を開設できない場合もある
・口座開設に時間がかかる(1カ月程度)
こんな会社におすすめ 会社設立から数年が経ち、既に事業での実績がある会社

都市銀行は、東京や大阪といった大都市を拠点に全国展開している大手銀行のことを指し、いわゆるメガバンクも含みます。

知名度の高い都市銀行で法人口座を開設できれば、会社が社会的信用を得やすいという大きなメリットがあります。
問題は、口座開設の審査の基準が非常に厳しいという点です。
設立したばかりのマイクロ法人では、申し込んだものの審査を通過できなかったというケースも多く見られるため、基本的に創業期の法人口座として選ぶのはおすすめしません。

ただし、多額の資本金が自己資金で用意できる場合は、スケジュールに余裕があれば一度窓口で相談してみても良いかもしれません。

3-1-2.地方銀行

地方銀行の基本情報
どんな銀行? 本店のある都道府県とその周辺地域で営業する地域密着型の銀行
メリット ・特定の地域にコミットしている会社に対しては審査がやや柔軟
・創業支援や経営改善といったサービスが充実している
デメリット ・取引先が全国に分散している会社の場合は審査ハードルが高い
・一部地域にしか窓口・ATMがなく利便性はやや低い
こんな会社におすすめ 地域密着型のビジネスをしている会社
(飲食店・不動産・町工場など)

地方銀行とは、各都道府県に本店を構え、その周辺エリアで店舗を展開する地域密着型の銀行です。

地元で活動する中小企業や個人事業主のサポートを積極的に行っている地方銀行は多く、地域に根ざしたビジネスを行っている会社であれば、

・資本金が少ない
・創業したばかりで実績がない

といった審査に不利な状況でも法人口座開設や融資などの相談に乗ってもらえる可能性があります。

ただし大手の地方銀行であるほど審査基準も厳しくなるため、同じ地域密着型の金融機関である信用金庫にも相談し、比較検討することをおすすめします。

3-1-3.ネット銀行

ネット銀行の基本情報
どんな銀行? 実店舗(窓口)を持たないインターネット専業銀行
振込や口座開設などのあらゆる手続きはオンラインで行う
メリット ・店舗型銀行に比べて審査が比較的柔軟
・口座開設スピードが早い(最短即日~約2週間程度)
・振込手数料が安い
・時間や場所を選ばず取引できる
デメリット ・店舗型銀行と比べて歴史が浅く知名度も低い
・社会保険や税金の引き落としに対応していない銀行もある
・融資金額が少ない
こんな会社におすすめ 設立して間もない会社全般におすすめ
(法人としての実績がまだない会社・資本金が少ない会社など)

都市銀行・地方銀行・ゆうちょ銀行といった実店舗(窓口)を持つ「店舗型銀行」に対して、店舗を持たずオンライン上で取引する「ネット銀行」というものがあります。

ネット銀行の強みは、大きく分けて以下の2つです。

・店舗型銀行に比べて審査が比較的柔軟
・口座開設スピードが早い(最短即日~約2週間程度)

これらの強みにより、法人口座を開設する際のネックになりやすい

「都市銀行・地方銀行の審査が通らない」
「早く事業を始めたいのに、審査に時間がかかって待っていられない」

といった問題を解決してくれるため、設立して間もない会社の最初の法人口座としておすすめです。

ただし、店舗型銀行と比較すると知名度(社会的信用)は相対的には低いという点も留意しておく必要があります。

将来的にメガバンクの法人口座を作りたい場合は

「まずはネット銀行で開設し、審査を通過するような実績を作ってからメガバンクに申し込む」

といった活用をしても良いでしょう。

3-1-4.信用金庫

信用金庫の基本情報
どんな銀行? 地域の繁栄を目的とした非営利の金融機関
(会員から集めた資金を地域の中小企業や個人事業主に還元し、互いに助け合って地方創生を目指す)
メリット ・特定の地域にコミットしている会社に対しては審査が比較的柔軟
・ベンチャー企業でも融資が受けやすい
デメリット ・振込手数料が高い
・一部地域にしか窓口・ATMがなく利便性はやや低い
こんな会社におすすめ 地域密着型のビジネスをしている会社
(飲食店・不動産・町工場など)

地域の中小企業への融資などを行う「信用金庫」でも、法人口座を作ることができます。

信用金庫と銀行の違いは?

銀行が利益を追求する法人(株式会社)であるのに対し、信用金庫は非営利法人であり、会員の出資によって成り立っている金融機関です。

信用金庫は地域密着型の金融機関であり、その点においては地方銀行と特長が似ていますが、非営利法人である信用金庫の方がより口座開設・融資に柔軟に対応してもらえる可能性が高いです。

地域密着型のビジネスを手掛ける会社で、かつ地方銀行での法人口座開設が難しい場合は、審査が比較的柔軟な信用金庫での法人口座をおすすめします。

3-2.銀行を選ぶ

銀行の種類を選んだら、法人口座開設を申し込む銀行を選びましょう。

どんな銀行を選べばいいのか、その指標となるのが

「銀行タイプごとのメリットを最大限に生かせる銀行」

です。

都市銀行なら都市銀行の、ネット銀行ならネット銀行の特長を存分に生かせる銀行を選ぶことが重要です。

具体的には、次のような特長を持った銀行を選ぶと良いでしょう。

タイプ別・選ぶべき銀行の特長
都市銀行
の場合
メインバンクとして利用している企業が多い銀行
利用社数が多い=都市銀行のメリット「社会的信用の高さ」を生かせる
※メインバンクとしての利用社数は、東京商工リサーチが毎年実施している 「企業のメインバンク調査」で確認できる
地方銀行
信用金庫の
場合
会社の拠点や取引先が集中しているエリアの銀行
地方銀行や信用金庫は地域の繁栄を目指しているため、該当エリアでビジネス展開している企業は積極的に支援してくれる可能性が高い
ネット銀行の場合 口座開設スピードが早い・振込手数料が安い銀行
「すぐに口座を開設できる」「手数料が安い」
=ネット銀行を選ぶことで、創業期の会社にとって避けたい時間とお金の無駄を省ける

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1.会社を設立したら法人口座は開設するべきか?

ネット銀行も複数あるため、比較が難しく迷ってしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

GMOあおぞらネット銀行は、「早い」「安い」というネット銀行ならではのメリットを満たす銀行です。

・口座開設スピードの早さ:最短即日・平均1.5日
・振込手数料の安さ:業界最安値水準※の145円(税込・他行宛て)

銀行選びに迷ったら、GMOあおぞらネット銀行を検討してみてはいかがでしょうか。

※2024年3月時点GMOあおぞらネット銀行調べ。調査対象範囲は、大手行およびインターネット専業銀行のうち法人顧客向け口座を提供している銀行。各社の手数料割引のプログラムや期間限定等のキャンペーン等は除く

3-3.銀行選びの黄金パターン

設立して間もない会社にとっての失敗しない銀行選び、つまり「黄金パターン」は、次のとおりです。

・まずはネット銀行を開設
・同時進行で地方銀行や信用金庫の法人口座開設も申し込む
・実績を積んでから都市銀行の口座開設にチャレンジ 

それぞれの役割を詳しく見てみましょう。

銀行選びの黄金パターン
STEP1.
ネット銀行で
法人口座開設
まずは口座開設審査が比較的柔軟・かつ口座開設スピードも早いネット銀行で法人口座を一つ作る

→申込当日~2週間程度ですぐに事業が始められる
STEP2.
地方銀行(信用金庫)で
法人口座開設
ネット銀行と同時に地方銀行(信用金庫)でも法人口座開設を申し込んでおく

→将来的に融資を受けたくなった時のために、銀行との取引実績を積んでおくと安心

※2週間~1カ月程度で開設できる
※まずは地方銀行に相談し、審査の通過が難しそうであれば信用金庫に申し込むのがおすすめ
STEP3.
都市銀行で
法人口座開設
ネット銀行+地方銀行(信用金庫)で数年法人口座を運用し、会社が成長してきたタイミングで都市銀行の口座開設にチャレンジ
→実績を積んでから申し込めば、メガバンクの厳しい審査でも通過できるチャンスがある

なぜこれが黄金パターンなのかというと、審査落ちのリスクを回避しながら最も効率良く法人口座を作れる順番だからです。

「できることなら知名度も社会的信用も高い都市銀行で法人口座を開設したい!」

と思っている方も多いかもしれませんが、設立したばかりの実績のない会社が都市銀行の審査を通過するのは難しく、申し込んでもほとんどの場合開設を断られてしまうというのが実情です。

とはいえ、都市銀行での口座開設を諦める必要はありません。

銀行側から見て「信用に足る法人だ」と証明できる実績を作ってから申し込めば、審査を通過するチャンスは十分にあります。

まずは、審査が柔軟なネット銀行で口座を作っておき、実績を作ってから都市銀行でも口座を開設するのが最も効率的だと言えるでしょう。

4.【3ステップ】法人口座を開設する手順

2.【3ステップ】法人口座を開設する手順

ここでは、法人口座を開設する手順について、

STEP1.口座開設する銀行を選ぶ
STEP2.必要書類を提出する
STEP3.審査を受ける

の3ステップで紹介します。

法人口座の開設は、用意するものや行程が多いため、あらかじめ大まかな全体の流れを把握しておきましょう。

4-1.STEP1.口座開設する銀行を選ぶ

まずは、口座開設する銀行を選びます。

大きく分類すると以下の表のようになります。

法人口座が開設できる銀行の一例
種類 特長
都市銀行
(メガバンク含む)
・大都市に本店があり、全国に展開している規模の大きい銀行
・信用度(知名度)が最も高い
・審査の難易度が高く、法人口座開設に時間もかかる

→設立したばかりの会社が開設するのは難しい
地方銀行 ・地域密着型の銀行
・審査のハードルは都市銀行よりもやや低いが、審査の難易度は高い

→地域密着型のビジネスをしている会社におすすめ
ネット銀行
※初めての法人口座におすすめ
・窓口を持たないオンラインのみで取引するインターネット専業銀行
・店舗型銀行に比べて審査が柔軟
・法人口座の開設スピードが早い

→初めて法人口座を開設するすべての会社におすすめ
信用金庫 ・地域の繁栄を目的とした非営利の金融機関
・都市銀行・地方銀行に比べて審査が比較的柔軟

→地方銀行での審査が通らなそうな会社におすすめ

・審査のルールや難易度
・口座開設にかかる時間
・各種手数料

といった要素は銀行によって大きく異なるため、要項を確認して比較検討し、自社に合った銀行を選ぶ必要があります。

なお、法人口座は1つに絞らず複数の銀行で法人口座を開設・保有しておくことも可能です。

4-2.STEP2.必要書類を提出する

続いては、法人口座を開設したい銀行に必要書類を提出し、申込を行いましょう。

法人口座の開設に必要な書類は銀行によって異なりますが、一般的には以下の書類が必要になります。

必要書類 どんなもの? 取得方法 取得にかかる時間
履歴事項全部証明書 登記した会社の基本事項を証明する書類 法人登記完了後に申請書をダウンロード・収入印紙を貼り付けて法務局に提出 窓口:即日
郵送:約1週間
所在地確認書類 不動産の登記事項証明書・賃貸借契約書など
法人の印鑑証明書 書類に捺印した印鑑が、法務局に届け出た会社の代表印であることを証明する書類 法人登記完了後、申請書をダウンロードして法務局に提出 窓口:即日
郵送:約1週間
事業内容確認書類 会社案内・パンフレットなど、どのような事業を行っているのかが分かるような書類 自社で用意 即日~1週間
事業実態確認書類 契約書・請求書など、現在会社が実際に事業を行っていることを証明できる書類 実績ができ次第用意
法人設立届出書 税務署に会社を設立したことを届け出る書類 所定の用紙に記入し、税務署に提出して捺印してもらう 数日~1週間
法人番号指定通知書 13桁の法人番号が記載された通知書 法人登記完了後、国税庁から郵送されてくる 法人登記完了後
約1週間
代表者身分証明書 運転免許証やマイナンバーカードなど
※許認可事業の場合
許認可証
飲食・建設・宿泊業など一部の業種に必要な、行政機関から取得しなければならない許可証 業種によって異なる
(飲食業なら保健所・運送業なら運輸局に申請など)
1~3カ月

※実際に必要な書類は申込する際に各銀行のWebサイト等でご確認ください。

用意した書類を提出する方法には、各銀行によって異なります。

・窓口
・Web
・郵送

といったものがありますが、

・できるだけ早く・効率良く提出したい場合はWeb申込
・審査に通る見込みがあるかの相談なども兼ねたい場合は窓口申込

など、自社の状況に合わせた方法で提出しましょう。

4-3.STEP3.審査を受ける

最後は、提出した書類で銀行が法人口座開設の審査をします。

銀行が法人口座開設を申し込んできた企業を審査する目的は、一言で言えば「口座を不正(悪用)利用されないか確認するため」です。

具体的には、信用に足る企業であるかを判断するため、一般的には次のようなポイントが審査されます。

法人口座開設における審査のポイント
登記上の住所で実際に事業を行っているか
一部の銀行では、バーチャルオフィス(住所や電話番号取得のために契約する仮想オフィス)で登録していると審査で不利になるケースもある
事業内容確認書類(事業計画書など)に明確な事業内容が記載されているか
事業内容が不明瞭だったり、事業目的の種類が多すぎると審査で不利になるケースもある
資本金が少額すぎないか
1円からでも法人は作れるが、あまりに少ないとダミー会社(ペーパーカンパニー)を疑われるため、
審査で不利になるケースもある
Webサイト・企業パンフレットなどはあるか
企業としての実態があるかどうかの証明になる

審査のポイントは銀行によって異なるうえに、詳細な審査基準は公開されていません。

一般的に審査ハードルが高いと言われている都市銀行や地方銀行などでは特に「審査に時間がかかった挙げ句、口座開設を断られ、また1から別の銀行に申し込むことに…」

といった状況に陥る可能性は十分にあり、大幅な時間のロスに繋がります。

法人口座開設の審査を受ける際は、

・不透明な要素・不正を疑われる要素を徹底的に排除して書類を作成する
・複数の銀行に同時進行で申し込む
・審査が通る見込みがあるかどうか、事前に銀行の窓口で相談する

といった対策をしましょう。

なぜ口座開設に審査があるのか?

どのタイプの銀行も口座の開設審査があり、審査基準は各銀行で異なります。
共通していることは「口座開設には審査がある」ということです。

審査がある理由は、口座が不正に利用されることを防ぐためです。

近年、振り込め詐欺をはじめ、還付金詐欺、フィッシング詐欺など、金融犯罪が横行しています。
また、銀行口座の売買、マネー・ローンダリング、口座の不正利用などいろいろなところで銀行口座が狙われております。

※マネー・ローンダリングとは、犯罪で得た資金の送金を転々と繰り返し、出所や所有者を分からないようにする行為です。

法人名義の口座開設が厳しくなった理由は、口座がテロ等の犯罪資金のロンダリングに利用される恐れがあることが原因の1つです。
テロ資金供与を防止するための国際間合意であるFATF(Financial Action Task Force)をはじめ、世界規模で犯罪資金に対する規制が強化されております。
このような流れを受けて銀行口座を作成する際には、審査が厳重かつ、慎重に行われております。

5.法人口座開設に失敗しないための注意点

5.法人口座開設に失敗しないための注意点

続いて、法人口座開設に失敗しないための注意点を紹介します。

・「審査落ち対策」を徹底する
・複数の口座を開設することも視野に入れる
・余裕を持ったスケジュールを組む

自社に合った銀行を選んだと思っても、法人口座の開設時や開設後に思わぬ事態が発生し、後々後悔するケースもあります。

あらゆる「しまった!」を防ぐために、注意点をしっかりと押さえておきましょう。

5-1.「審査落ち対策」を徹底する

法人口座開設に失敗しないための注意点、1つめは「審査落ち対策」を徹底することです。

法人口座開設における最も代表的な失敗として、審査に落ちてしまうことが挙げられます。

審査落ちを防ぐには、銀行から「口座を不正利用しそうな不審な会社」と思われる要素を徹底的に無くすしかありません。

具体的には

・書類に不備や漏れがないか入念にチェックする
・事業計画書に具体的な事業内容を明記する
・適切な資本金額を設定する

といった対策が必要です。

法人口座の開設を断られる原因や対策についてより詳しく知りたい場合は、こちらの記事が参考になります。
>>法人口座開設を断られる5つのケース|理由と対策&銀行の審査事情

5-2.複数の口座を開設することも視野に入れる

法人口座開設に失敗しないための注意点、2つめは「複数の口座を開設することも視野に入れる」です。

どの銀行もそれぞれ異なるメリット・デメリットを持っており、「どんな会社もこの銀行だけで口座開設すれば完璧」というものはありません。

  メリット デメリット
都市銀行 ・社会的信用が高い
・全国各地に窓口・ATMがある
・審査のハードルが高い
・口座開設に時間がかかる
地方銀行 ・地域に根ざした会社は開設しやすい
・融資の金利が低い
・取引先が全国に分散している会社の場合は審査ハードルが高い
・振込手数料が高い
・一部地域にしか窓口・ATMがない
ネット銀行 ・審査が比較的柔軟
・口座開設スピードが早い
・振込手数料が安い
・知名度が低い
・融資(ビジネスローン)の金利が高い
信用金庫 ・地域に根ざした会社は開設しやすい
・融資の金利が低い
・振込手数料が高い
・一部地域にしか窓口・ATMがない
口座開設する銀行を一つに絞ったことで発生する失敗例
「将来融資を受けたいから」という理由で、最寄りの信用金庫のみで法人口座開設
→口座開設に時間がかかり、その間事業を始められない!
「口座開設が早い」という理由で、ネット銀行一社のみで法人口座開設
→すぐに審査が通り事業も始められたが、社会保険料の支払いや法人税の支払いが対応できず、結局別の銀行が必要になった

このような事態を防ぐために、それぞれの銀行のデメリットを補い合えるよう、複数の法人口座を開設しておきましょう。

5-3.余裕を持ったスケジュールを組む

余裕を持ったスケジュールを組むというのも、法人口座開設に失敗しないための注意点です。

銀行が提示する

「平均2~3週間」
「1カ月」

という審査期間はあくまで目安であり、遅れが出る可能性も十分にあります。

スケジュールにゆとりを持っておかないと、事業スタートに遅れが出る危険があるので注意が必要です。

・地方銀行なら事業を始めたい1カ月前に申込
・信用金庫なら3週間前に申込

など、銀行が提示する審査期間からプラス1週間程度を見込んでスケジュールを立てるのがおすすめ
です。

「既にスケジュールに余裕がない!」という場合は、口座開設のスピードが最も早いネット銀行で法人口座を開設しましょう。

\GMOあおぞらネット銀行なら最短即日で口座開設/

口座開設スピードが早いと言われるネット銀行のなかにも、審査や手続きに数日~1週間程度の時間がかかるケースもあります。

GMOあおぞらネット銀行は

・スマートフォンを持っていること
・取引責任者さまと代表者さまが同一であること
・本人確認書類を持っていること(運転免許証・運転経歴証明書・マイナンバーカード・在留カード・特別永住者証明書)

により、最短即日での法人口座開設※が可能です。

スケジュールにゆとりを持てない場合は、GMOあおぞらネット銀行での口座開設をご検討ください。

※上記3つの条件を満たしていても、提出書類に不備等がある場合や審査状況によっては最短即日での口座開設ができない場合もあります。

6.初めての法人口座開設はネット銀行がおすすめ!2つの理由

6.初めての法人口座開設はネット銀行がおすすめ!2つの理由

初めての法人口座開設には、都市銀行や地方銀行といった店舗型銀行よりもネット銀行がおすすめです。

なぜ都市銀行や地方銀行といった店舗型銀行よりもネット銀行の方がおすすめなのか、本章ではその理由を以下の順に詳しくお伝えします。

・口座開設審査が比較的柔軟
・口座開設までのスピードが早い

6-1.口座開設審査が比較的柔軟

初めての法人口座開設にネット銀行をおすすめする最大の理由とも言えるのが、口座開設審査が店舗型銀行と比較すると比較的柔軟であることです。

記事内で繰り返しお伝えしてきたとおり、法人口座の開設には口座を不正利用されないか確認するための審査があります。

審査ハードルの傾向
都市銀行
高い
地方銀行
比較的高い
信用金庫
やや柔軟
ネット銀行
比較的柔軟

※あくまで一般的な傾向であり、すべての銀行がこの表に当てはまるとは限りません

起業家向けの情報を発信するWebメディア・創業手帳が2020年に行った調査では、「口座開設で困ったこと」という項目に対して23.7%の起業家が「開設を断られた」と回答しています。


参考:経営者はどうやって法人口座を選んでいるのか? 405人の起業家に聞いてみた | 創業手帳

法人口座を開設したいと思っても、審査で断られてしまう可能性があり、設立したばかりの会社や規模の小さい会社ほどそのような状況に立たされやすい傾向にあります。

「利便性や信用性を考えると、個人口座ではなく法人口座で会社のお金を管理したいので、どうしてもどこかで作らなければならない」
「創業融資を考えているのでどうしても法人名義の口座が欲しい」

そんな会社の受け皿となり得るのが、ネット銀行です。

実際に、インターネット上には「都市銀行・地方銀行・ゆうちょ銀行・信用金庫から断られたが、ネット銀行でのみ法人口座が開設できた」といった声も見受けられました。

以上のことから、下記のような会社にとっては特に、審査が比較的柔軟なネット銀行をおすすめします。

こんな会社には、審査が柔軟なネット銀行が特におすすめ
・資本金が少ない、従業員が少ないマイクロ法人
・実績がない創業期の会社

6-2.口座開設までのスピードが早い

初めての法人口座開設にネット銀行をおすすめする大きな理由には、「口座開設までのスピードが早い」ということもあります。

ネット銀行の法人口座開設にかかる時間は「即日~2週間程度」が一般的であり、店舗型銀行よりも格段に早いです。

法人口座の開設スピード目安
都市銀行
遅い
1カ月程度
地方銀行
比較的遅い
2~3週間程度
信用金庫
ネット銀行
早い
即日~2週間程度

登記申請などの会社設立手続きが完了して、いざ事業を始めようと思っても、法人口座を開設できていなければ会社のお金を動かすことはできません。

法人口座ができるまでの間、元々持っていた個人口座を使ってはいけないの?

法人口座ができるまでの間、一時的に個人口座を使うという手段は、制度上は可能ですがおすすめしません。

会社のお金を個人口座で動かしてしまうと、その後の会計処理が複雑になるため、資本金は基本的に法人口座を開設するまで手を付けない方が良いでしょう。

「この日から事業をスタートする」と決めていても、法人口座開設に時間がかかりスケジュールがずれ込んだ場合、取引先や仕入先に迷惑をかけてしまう危険があります。

創業手帳の調査では、「口座開設で困ったこと」の質問に対して37.8%もの起業家が「開設までに時間がかかった」と回答しており、スムーズに開設できないというのは法人口座における深刻な問題と言えるでしょう。



参考:経営者はどうやって法人口座を選んでいるのか? 405人の起業家に聞いてみた | 創業手帳

ネット銀行であれば、即日~2週間程度で口座開設審査の結果が出るため、「なかなか口座を開設できない」といったトラブルが発生しにくいです。

以上のことから、

・1日でも早く事業をスタートさせたい
・スケジュールにゆとりを持って会社を設立したい
・ほかの銀行の審査を待っている間、ほかの法人口座開設も検討したい

といった会社には、まずはネット銀行での法人口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。

7.ネット銀行選びに迷ったらGMOあおぞらネット銀行

法人口座の開設についてここまでたくさんの情報をお伝えしてきましたが、最も重要なポイントをまとめると、次のようになります。

法人口座開設の最重要ポイント
・初めての法人口座は「口座開設スピードが早い」「低コストに利用できる」ネット銀行がおすすめ

上記の特長に最も当てはまり、法人口座を開設したいすべての方におすすめなネット銀行、それが「GMOあおぞらネット銀行」です。

GMOあおぞらネット銀行とは?
GMOあおぞらネット銀行は、60年以上の歴史がある銀行「あおぞら銀行」と、インターネットインフラ事業やインターネット広告・メディア事業などを手掛ける「GMOインターネットグループ」の強みを集結し、2018年に誕生したネット銀行です。

あおぞら銀行の銀行経営ノウハウとGMOインターネットグループのインターネット・金融事業の技術力を生かし、経営者の皆さまのビジネスをサポートします。

「口座開設スピードや利用コストの低さが大事なのは分かったが、本当にGMOあおぞらネット銀行でなければいけないのか?」
「ほかのネット銀行より何が良いのか?」

そう考える方もいらっしゃるかもしれません。

数あるネット銀行の中で、なぜGMOあおぞらネット銀行がおすすめなのか、その理由は「総合力の高さ」にあります。

GMOあおぞらネット銀行なら…
口座開設スピード
早い

・条件を満たせば最短即日で口座開設が可能※1

利用コスト
低い

・振込手数料が業界最安値水準の145円※2

利便性
高い

・最大1%が現金還元されるデビットカード※3
・税金・社会保険料の支払いが可能
・会計ソフトと連携できる
・直感的に操作できるストレスフリーな管理画面
・融資(利用)枠型ビジネスローンで必要な資金をいつでも借りられる

安全性
高い

・安全と使いやすさを両立させた万全のセキュリティ対策

※1 (1)取引責任者さまと代表者さまが同一の場合 (2)自撮り動画(セルフィー)での本人確認
※2 2024年3月時点GMOあおぞらネット銀行調べ。調査対象範囲は、大手行およびインターネット専業銀行のうち法人顧客向け口座を提供している銀行。各社の手数料割引のプログラムや期間限定等のキャンペーン等は除く
※3 税金や公共料金など、一部キャッシュバック率が異なる利用先があります

GMOあおぞらネット銀行は口座開設スピードや振込手数料の安さはもちろん、利便性や安全性といった面においても優れており、あなたのビジネスをあらゆる角度からサポートします。

ここからは、GMOあおぞらネット銀行での法人口座開設がおすすめな理由を、8つの特長と照らし合わせながら詳しくお話しします。

さらに、

・口座開設の審査の難易度は他社と比べてどうなのか?
・社会的信用(知名度)は他社と比べてどうなのか?

といった要素についても踏み込んでお話するので、

「本当にGMOあおぞらネット銀行で法人口座を開設しても良いのだろうか…」

と迷っている方は、ぜひ最後までお読みください。

7-1.特長1.条件を満たせば最短即日で口座開設が可能

GMOあおぞらネット銀行は、

・スマートフォンを持っている
・取引責任者さまと代表者さまが同一
・本人確認書類を持っている(運転免許証・運転経歴証明書・マイナンバーカード・在留カード・特別永住者証明書)

の3つの条件を満たしていれば、最短即日での法人口座開設が可能です。


※上記3つの条件を満たしていても、提出書類に不備等がある場合や審査状況によっては最短即日での口座開設ができない場合もあります。

「最短即日」を掲げているネット銀行はGMOあおぞらネット銀行だけです。

GMOあおぞらネット銀行は、「スピーディーな口座開設で、すぐに会社のお金を動かしてビジネスが始められる」というネット銀行ならではのメリットが最大限に生かせる銀行です。

<ご注意事項>
・審査の状況によりお時間がかかる場合がございます。あらかじめご了承ください。
・当社休業日にお申し込みいただいた場合は、当日の口座開設はできませんのであらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
・ビジネスデビットカードは当日ご利用いただけません。後日転送不要の簡易書留にてご登録法人住所宛てにお送りいたします。
・当社から送付する郵便物をお受け取りいただけない場合、口座の利用制限やカード・口座解約となる場合がございます。

7-2.特長2.振込手数料が業界最安値水準の145円

GMOおぞらネット銀行の振込手数料は、以下の料金表のとおりです。

プラン GMOあおぞらネット銀行の
口座宛て
ほかの金融機関の口座宛て
通常 無料 一律145円/件(税込)
振込料金とくとく会員 無料 一律129円/件(税込)

※振込件数が多い方ほどおトクに利用できるサービス。別途500円の月額利用料が必要

ネット銀行の振込他行宛て手数料の目安が145~200円台であるのに対し、GMOあおぞらネット銀行は業界最安値水準※の145円で、振込件数が多い会社ほどコストカットに繋がります。

※2024年3月時点GMOあおぞらネット銀行調べ。調査対象範囲は、大手行およびインターネット専業銀行のうち法人顧客向け口座を提供している銀行。各社の手数料割引のプログラムや期間限定等のキャンペーン等は除く

振込の金額に応じて手数料が高くなるネット銀行もありますが、GMOあおぞらネット銀行では振込金額にかかわらず一律145円です。

さらに、GMOあおぞらネット銀行で法人口座を開設した場合、口座開設から翌々月までは月20回分の振込手数料が無料になるという特典があります。


詳しくはこちら:手数料
こちらの特典を活用すると、最大で145円×20回×3カ月=8,700円分の手数料が無料になります。

ここまでの内容を踏まえ、GMOあおぞらネット銀行を利用すると振込手数料はどのくらいおトクになるのか、具体的にシミュレーションしてみましょう。

【シミュレーション】
月30件・10万円の振込を他行宛てにした場合、年間の振込手数料はいくらになる?
銀行名
(振込1件あたりの手数料)
1カ月あたりの振込手数料 年間の振込手数料
A社
(一律200円)
200円×30回=6,000円 6,000円×12カ月=7万2,000円
B社
(3万円未満:150円)
(3万円以上:300円)
300円×30回=9,000円 9,000円×12カ月=10万8,000円
GMOあおぞらネット銀行
(一律145円)
【はじめ始めの3カ月ヵ月】
145円×10回=1,450円

【4ヵ月目以降】
145×30回=4,350円

※口座開設から3カ月間は月20回の振込手数料が無料
1,450円×3カ月+4,350円×9カ月
4万3,500円 →A社よりも3万円、
B社よりも6万円お得!

振込1件あたりの差額が数円~数十円であっても、特典の利用や年間を通しての利用を考慮すると、大幅なコストダウンに繋がることが分かります。

GMOあおぞらネット銀行での口座開設は振込件数が多い会社はもちろん、できるだけ余分なコストはカットしたい会社にもおすすめです。

7-3.特長3.最大1%が現金還元されるデビットカード


詳しくはこちら:ビジネスデビットカード

GMOあおぞらネット銀行の特長、3つめは「最大1%が現金還元されるビジネスデビットカード」です。

最大1%※という還元率により、日々の会社の出費を実質1%引きにすることができ、コストの圧縮に繋がります。

※税金や公共料金など、一部キャッシュバック率が異なる利用先があります。詳細は「キャッシュバック率について」をご確認ください。

具体的にどういうことか、ビジネスデビットカードの概要から詳しく見ていきましょう。

法人口座を開設した際の一般的なサービスの一つに、銀行からデビット機能の付いたキャッシュカード(ビジネスデビットカード)を発行してもらえるといったものがあります。

ビジネスデビットカードは

・取引先の接待費用
・移動のタクシー代
・備品の購入・仕入れ
・出張の宿泊費

などのあらゆるシーンで利用できます。
また、発行元によってそれぞれ還元サービスを付帯していることが多いです。
還元率や還元方法は銀行によって異なります。

例えば、

・キャッシュバックはしてくれるが、還元率が0.2~0.5%程度
・還元率は最大1%だが、ポイントで付与されるため現金に交換する手間がかかる

といった銀行もあります。

GMOあおぞらネット銀行なら、利用額の最大1%が決済確定月の翌月に自動でキャッシュバックされるため、仕入れの1%分が割引されるのと同じ効果があります。

7-4.特長4.税金・社会保険料の支払いが可能

GMOあおぞらネット銀行の法人口座では、税金・社会保険料の支払いが可能です。
法人の必須業務である税金や社会保険料の支払いは、店舗型銀行であれば口座振替によって支払い可能です。
しかし、ネット銀行のなかには支払いに対応していないものもあり、これはしばしばネット銀行のデメリットとして挙げられていました。

GMOあおぞらネット銀行では、

・2023年1月にPay-easy(ペイジー)による国庫金・社会保険料納付の対応
・2023年4月にネット銀行初となる「Pay-easy(ペイジー)ダイレクト納付」の対応
詳しくはこちら:ネット銀行初「Pay-easy(ペイジー)」ダイレクト納付に対応!地方税の共通納税も対応開始し、一層便利にを開始し、これにより下記のようなさまざまな支払いが対応できるようになりました。

GMOあおぞらネット銀行で支払い可能なもの(一例)
種類 インターネットバンキング ダイレクト納付
申告所得税
法人税
消費税
源泉所得税
自動車OSSの税金・料金
国民年金保険料
国民年金保険料
労働保険料
電波利用料

ネット銀行に対して

「口座開設は簡単だが、開設後のことを考えると使い勝手が悪いのでは…」

といったイメージをお持ちであれば、ぜひ税金・社会保険料の引き落としが可能なGMOあおぞらネット銀行の利用をご検討ください。

7-5.特長5.会計ソフトと連携できる

GMOあおぞらネット銀行では、多くの会社が使用している会計ソフト

弥生シリーズ
freee会計

とデータ連携(API接続)をしており、上記のソフトを利用し会計業務を効率・精度をアップさせることができます。

Pay-easy(ペイジー)の連携と同様、ネット銀行のなかには会計ソフトとの連携が未対応な銀行もあり、その場合は取引明細を1件1件手入力するなどの手間をかけなければなりません。

GMOあおぞらネット銀行なら

・銀行の入出金データ
・クレジットカードの取引明細
・レシートの紙帳票

といった情報を自動で取り込み、勘定科目を付与して振り分けられるため、業務効率化を実現できます。

7-6.特長6.直感的に操作できるストレスフリーな管理画面

GMOあおぞらネット銀行の法人口座管理画面は、直感的に操作できるストレスフリーな画面構成であるため、インターネットバンキングを使ったことがない方でも快適に利用できます。

【ブラウザの管理画面】

【アプリでの操作画面】

後発のネット銀行だからこそ、それまでのネット銀行で上がっていた「分からない」「使いにくい」の声を反映し、高いユーザビリティを実現しました。

ユーザーのなかには、複数のネット銀行を利用してみて、使いやすさを理由にGMOあおぞらネット銀行1本に絞ったというケースもあります。

「他行から切り替え1番の決め手はストレスフリーな操作画面」
銀座セカンドライフ株式会社さま

既に利用している法人口座があったが、資金管理用の別口座を作る必要に迫られ、取り急ぎ複数のネット銀行を開設。

振込の操作や入出金明細を確認し、操作性を比較したところ

・振込の操作がスクロールしなくても1画面で確認できる
・画面を見ただけでパッと分かる視認性・操作性が高い

といった理由から、日常の取引はGMOあおぞらネット銀行に1本化を決意。
詳しくはこちら:ご利用事例

「これまで窓口やATMでの取引がメインだった」
「急なオンライン化に対応できるか心配」

といった、ネット銀行に抵抗を持っている方にこそおすすめしたいポイントです。

7-7.特長7.融資(利用)枠型ビジネスローンで必要な資金をいつでも借りられる

GMOあおぞらネット銀行では、融資枠内でいつでも・何度でも資金を借りられる融資(利用)枠型ビジネスローン「あんしんワイド」が利用できます。


※①借入限度額と金利については審査の上決定されます。②審査の結果ご希望に添えない場合がございます。

ネット銀行のビジネスローンは都市銀行や地方銀行、信用金庫からの融資と比べると年利が高い傾向にあるため、メリットだとは感じない方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、「あんしんワイド」においては、0.9%~14%と年利の下限が低いことが特長です。

また、融資枠型のため、利用枠のみの付帯であれば金利負担はかかりません。いざという時のリスクヘッジとして万が一の時に安心して使いやすいビジネスローンだと言えるでしょう。

7-8.特長8.安全と使いやすさを両立させた万全のセキュリティ対策

GMOあおぞらネット銀行の8つの特長、最後は「安全と使いやすさを両立させた万全のセキュリティ対策」です。

各取引のリスクレベルに応じてさまざまな認証を用意しており、

・フィッシング詐欺
・不正送金ウイルス
・スパイウェア
・不正アクセス

といったネットバンキングによる犯罪からあなたの会社を守ります。

近年急増しているネットバンキング犯罪は深刻な問題であり、どのネット銀行もセキュリティ対策にはしっかり取り組んでいるものの、安全性確保の対価として使いづらさが発生してしまうケースも少なくありません。

そんななか、安全性と利便性を両立させているのがGMOあおぞらネット銀行であり、実際にユーザーからは

「セキュリティはしっかりしているのに使いやすい」

との声が上がっています。

「ワンタイムパスワードによる安全・スピーディーな振込で業務効率化」
株式会社オークハウスさま

振込手数料などコスト面でのメリットを期待し、GMOあおぞらネット銀行にて法人口座を開設。

実際に利用してみて、コスト面でのメリットも十分に感じたが、安全性や利便性にも魅力を感じている。

・セキュリティは加味されたうえで、IDとパスワードでどのパソコンからでもログインできる
・大きな金額の振込をする際、電子認証やトークン発行ではなくワンタイムパスワードですぐに対応できる

これらの特長から、場所や時間に縛られることのない経費管理・振込対応が可能になった。
詳しくはこちら:ご利用事例

GMOあおぞらネット銀行は、多くの法人口座利用者が抱える

「インターネットバンキングを安全に利用したい」
「面倒な認証はできるだけ避けたい」

といった望みを同時にかなえてくれるネット銀行なのです。

7-9.審査の難易度は他社と比べてどうなのか?

ここまでGMOあおぞらネット銀行の8つの特長について紹介してきましたが、

「GMOあおぞらネット銀行の審査の難易度はほかのネット銀行と比べてどうなのか?」

といった、口座開設の審査に関する情報が欲しい方も多いのではないでしょうか。

結論から申し上げると、審査の基準は銀行によって異なるうえに公開されておらず、審査の難易度の比較はしようがないというのが現状です。

ですが、GMOあおぞらネット銀行では、中には口座開設を断るケースもありますが、公式Webサイトの情報によると、下記のような条件の会社さまでも柔軟に審査対応してくれます。

・会社所在地がバーチャルオフィスでも法人口座を開設できる
参考:よくあるご質問

・固定電話がなくても法人口座を開設できる
参考:ご利用事例

7-10.社会的信用(知名度)は他社と比べてどうなのか?

店舗型銀行よりも社会的信用や知名度が低いと言われるネット銀行ですが、GMOあおぞらネット銀行の知名度は、ほかのネット銀行と比べてどうなのでしょうか。

その疑問に簡潔にお答えすると、

「知名度そのものは、他社よりも抜きん出ているとは言えないが、多くの企業から選ばれている」

となります。

GMOあおぞらネット銀行がインターネット銀行事業をスタートさせたのは2018年で、業界の中では比較的後発の銀行で歴史が浅い分、知名度が抜きん出て高いとは断言できません。

しかし

2018年の創業からわずか5年程度で法人口座数が10万件を突破
詳しくはこちら: おかげさまで法人口座開設10万件突破!期間限定 新規法人口座開設キャンペーンをスタート

といった実績を見ると、GMOあおぞらネット銀行は、多くの企業・機関から信選ばれているネット銀行であると言えるでしょう。

\たったの5年で10万口座を突破/

GMOあおぞらネット銀行法人口座開設を申し込む

まとめ

最後に、本記事の重要ポイントをおさらいします。

▼会社を設立したら法人口座は開設するべきか?
義務ではないが、会社設立直後に法人口座を開設するのが一般的

【法人口座を開設するメリット】
・社会的信用を得やすい
・会社のお金の流れが把握しやすくなる
・金融機関から融資を受けやすくなる

▼法人口座を開設する手順
STEP1.口座開設する銀行を選ぶ
STEP2.必要書類を提出する
STEP3.口座開設の審査を受ける
▼法人口座を開設する銀行の選び方
まずは銀行の種類を選び、銀行ごとのメリットを最大限生かせる銀行を選ぶ
・都市銀行:知名度を重視する法人向け
・地方銀行・信用金庫:地域密着型のビジネスをしている法人向け
・ゆうちょ銀行:小規模な取引が中心のマイクロ法人向け
・ネット銀行:設立して間もない法人全般におすすめ

【銀行選びの黄金パターン】
・まずはネット銀行を開設
・同時進行で地方銀行や信用金庫の法人口座開設も申し込む
・実績を積んでから都市銀行の口座開設にチャレンジ 

▼初めての法人口座開設にネット銀行をおすすめする理由

・審査が店舗型銀行と比較すると比較的柔軟
・口座開設までのスピードが早い

これらの特長を最も生かした、総合力の高いネット銀行が「GMOあおぞらネット銀行

【GMOあおぞらネット銀行の魅力】
・条件を満たせば最短即日で口座開設が可能
・振込手数料が業界最安値水準の145円
・最大1%が現金還元されるデビットカード
・税金・社会保険料の支払いが可能
・会計ソフトと連携できる
・直感的に操作できるストレスフリーな管理画面
・融資(利用)枠型ビジネスローンで必要な資金をいつでも借りられる
・安全と使いやすさを両立させた万全のセキュリティ対策

本記事の内容を参考に、あなたの会社にぴったりな法人口座が開設できることを願っています。

※ 本コラムは2024年3月15日現在の情報に基づいて執筆したものです。
※ 当社広告部分を除く本コラムの内容は執筆者個人の見解です。

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