「会社を設立したら法人口座を作った方が良いと聞くけれど、法人口座にはどのようなメリットがあるのか。デメリットはないのだろうか。」
法人口座がビジネスにどのように役立つのかが分からないと、納得して法人口座を開設することができないですよね。
法人口座を持つメリットは、下図のとおり4つ挙げられます。
一方で、デメリットも2つ挙げられます。
メリット・デメリット両方ある法人口座ですが、やはり会社を設立したら法人口座は開設すべきです。今後ビジネスを続けていくうえで、得られるメリットの方が大きいからです。
法人口座のメリットを最大限に得るためには、銀行選びが重要になってきます。
法人口座が開設できる銀行は、都市銀行・地方銀行・信用金庫・ゆうちょ銀行・ネット銀行と5種類に分けられ、それぞれ特長が異なります。
自社とニーズが合っていない銀行を選ぶと、期待するほどのメリットを得られないでしょう。
例えば、ゆうちょ銀行は営利法人向けの融資を取り扱っていません。それを知らずにゆうちょ銀行で法人口座を開設すると、いざ融資を受けようと思ったときに困ってしまいます。別の融資先を探さなければならず、融資を受けられるタイミングが遅くなってしまう可能性があるかもしれません。
このような事態を避けるためにも、開設する銀行を選ぶときは、どのメリットを優先させたいかを考えて決めることが大切です。
この記事で分かること |
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●法人口座のメリット・デメリット ●法人口座のメリットを得るための自社に合った銀行の選び方 |
本記事を読めば、法人口座のメリット・デメリットを理解し、さらにメリットを最大化できる銀行も選べるようになります。
ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
目次
1.法人口座のメリット4つ|本当かどうかも検証
法人口座の開設には4つのメリットが挙げられます。
その4つのメリットについて、本当かどうかの検証も加えて詳しく見ていきましょう。
【法人口座開設の4つのメリット】2.資金管理がしやすくなる
3.ビジネスに役立つサービスを利用できる
4.融資を受けやすくなる
1-1.社会的信用を得やすくなる
法人口座を持っていると、社会的信用を得やすくなります。
なぜなら、法人口座は銀行の審査を通過できないと開設できないからです。法人口座の審査は、後述しますが、必要書類を何点も提出し、「本気で事業をしている」ことを証明できないと通過できません。
つまり、法人口座を持っているということは、銀行からお墨付きを得ているということの証明になるのです。
逆に、個人口座しか持っていないと、取引先などから「法人口座の審査に通らないレベルの会社なのでは」と、疑われてしまうリスクがあります。
中には、「法人口座を持っていない会社とは取引をしない」という方針の会社も少なくありません。
【結論】1-2.資金管理がしやすくなる
法人口座を開設すると、資金管理がしやすくなります。
個人口座でお金の管理をすると、会社のお金とプライベートのお金が混同してしまう可能性があります。法人口座を開設することで、資金管理の効率化が図れるでしょう。
個人口座と法人口座の経理業務の違いを検証してみましょう。
【検証:個人口座と法人口座の資金管理の違い】個人口座で資金管理 | 法人口座で資金管理 |
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・会社のお金とプライベートのお金を分別する手間が発生する ・分別作業は手作業の部分が大きく、ミスが生じる可能性が高い ・会社の財務状況が把握しづらい ・公私混同になってしまうと、税務調査で追及されるおそれがある ・ほかの社員と共有しづらい |
・会社のお金の動きがひと目で分かる ・経営の課題を見つけやすい |
上記のように、個人口座で資金管理を続けていると、デメリットやリスクが多いことが分かりますね。
法人口座を開設することで、それらのマイナス要素を避けることができます。
【結論】1-3.ビジネスに役立つサービスを利用できる
法人口座を開設すすると、ビジネスに役立つさまざまなサービスを利用することができます。
法人口座には、個人口座にはない下記のような法人向けサービスが充実しています。
【法人口座で利用できるサービス(例)】融資 | 事業のためにお金を借りられ、借入の上限額も個人口座より高いことも多い |
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ビジネスサポート | ・窓口で資金や事業に関する相談を受けられる ・地域密着型の銀行なら、ビジネスマッチングを受けられる ・金融機関主催の商談会やセミナーに参加できる ・補助金・助成金の紹介や申請手続きのサポートをしてもらえることも |
振込 | 複数の振込を一括で実行できるサービスも |
法人カード | 法人名義のビジネスカードを発行できる、法人名義の口座の場合、個人名義のカードよりも利用限度額が高いことが多い |
複数口座 | 用途別や事業所別・店舗別などに複数の口座を作成できることも |
※上記は一例です。申込する銀行によっては上記のサービスを取り扱っていないところもあります。
例えば、ビジネスカードを利用した場合、どのようにビジネスに役立つのか検証してみましょう。
【法人サービス(ビジネスカード)導入による業務効率化の例~経費立替えの場合~】ビジネスカード導入前(個人のデビットカード) | ビジネスカード導入後 |
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・代表者個人のカードで支払うと、後から個人の出費か会社の出費か分ける必要があり、余計な手間がかかる | ・個人の出費と会社の出費を分別する作業がなくなった ・立替えによる経費精算が不要になった ・複数枚カードを発行することができる場合、従業員でも利用できる |
ビジネスカードを導入することで、会計処理が簡単に進められるようになることが分かります。
上記は一例ですが、便利な法人向けサービスを活用することで、会社の課題解決や業務効率アップにつなげることができるでしょう。
ただし、申込する銀行によっては取り扱っていないサービスがある場合や利用料がかかる場合もあるので、ご注意ください。
【結論】(ただし、銀行によって提供サービスの内容や料金は異なるので注意)
1-4.融資を受けやすくなる
事業拡大等で会社として資金調達が必要な際、一般的には融資金は法人口座に振込されることが多く、個人口座だと融資を受けられない金融機関も少なくありません。
また、法人口座で事業の取引実績を積んでいれば、金融機関から信頼を得られるため、融資の審査に通る可能性が高くなる場合もあります。
いざというときにすぐに資金調達ができるので、事業の拡大や経営危機に迅速に対応できます。
金融機関以外の融資についても、送金先口座あるいは返済口座は法人口座限定のところもあります。
一方で、中小企業の代表的な融資元である日本政策金融公庫は、必ずしも法人口座ではないと融資を受けられないというわけではありません。
ただ、審査に通帳の提示が必要な場合があるので、法人口座で事業実績を積んでいると、信頼度が増して審査に通りやすくなるでしょう。
【結論】・法人口座を持っていないと受けられない融資商品もある
2.法人口座のデメリット2つ|本当かどうかも検証
多数のメリットがある法人口座開設ですが、一方でデメリットも2つ挙げられます。
法人口座開設の2つのデメリットについて、検証も加えて詳しく見ていきましょう。
【法人口座開設の2つのデメリット】2.開設に手間と時間がかかる
2-1.手数料が高くなる
法人口座を利用すると、個人口座よりも手数料や月額利用料が高くなりやすいです。
銀行では一般的に、振込手数料は個人口座よりも法人口座の方が高く設定されています。
【検証:個人口座と法人口座の3万円以上の振込手数料比較※1】個人口座 | 法人口座 | |||
---|---|---|---|---|
同一支店宛て | 他行宛て | 同一支店宛て | 他行宛て | |
GMOあおぞらネット銀行 | 無料 | 75円 | 無料 | 145円 |
ネット銀行A | 無料 | 145円 | 52円 | 229円 |
都市銀行A (ATMでキャッシュカード利用の場合) |
無料 | 330円 | 220円 | 440円 |
都市銀行A (ネットバンキング利用の場合)※2 |
無料 | 330円 | 無料 | 330円 |
地方銀行A | 無料 | 440円 | 無料 | 440円 |
※1 割引プランやキャンペーンを除く
※2 インターネットバンキング月額利用料が別途かかります
上表を見ると、上の3行は法人口座の振込手数料が個人口座の倍近くに設定されていますね。
そもそも、振込手数料は銀行によって大きく異なります。上表だと、GMOあおぞらネット銀行の法人口座の振込手数料は、他行の個人口座の振込手数料と変わらない、あるいは下回っているので、かなり安く設定されていることが分かりますね。
【結論】・個人・法人口座とも、振込手数料は銀行によって大きく異なる
2-2.開設に手間と時間がかかる
個人口座と違い、法人口座の開設には予想以上に手間と時間がかかります。
個人口座は、必要書類も少なく、申込をすればその場で開設できることもあります。
一方、法人口座を開設しようすると、必要書類が多く、審査にも時間がかかります。
両者の口座開設について下表にまとめました。
【個人口座と法人口座の開設の比較】個人口座の開設 | 法人口座の開設 | |
---|---|---|
審査 | 審査あり | 個人口座よりも厳しく、断られる可能性もある |
必要書類 | 本人確認書類など2~4点 | ・本人確認書類 ・会社の実態や事業内容に関する書類2~8点 |
審査期間 | 約1週間(窓口だと即日の場合も) | 約1~4週間 |
具体的に、法人口座開設はどのように大変なのでしょうか。代表的な都市銀行A(店舗型銀行)の口座開設の例をみてみましょう。
【検証1:都市銀行Aの法人口座開設の場合】必要書類 | 《1》本人確認書類 《2》履歴事項全部証明書 《3》法人の印鑑証明書 《4》建物登記簿謄本または賃貸契約書 |
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審査期間 | 約1カ月 |
必要書類については、《2》と《3》については(事務所が自社所有の場合は《4》も)、法務局から取得しなければいけません。
取得には所定の手続きが必要で、さらに窓口に行く場合は出向く労力がかかり、郵送の場合は時間がかかります。会社設立で忙しい起業家にとっては負担が大きいでしょう。
必要書類の準備期間も含めたら、開設まで6週間前後かかる見込みです。
一方で、銀行を適切に選べばよりスピーディーに開設できます。ネット銀行Bの場合を例にとって見てみましょう。
【検証2:ネット銀行Bの法人口座開設の場合】必要書類 | 標準的な条件を満たせば、運転免許証のみで申込可能 |
---|---|
審査期間 | 標準的な条件を満たせば、最短翌日の開設が可能 |
以上の内容から、下記のとおり結論づけられます。
【結論】・銀行によって必要書類や審査期間の差が大きく、負担が少なくスピ―ディーに開設できるところもある
3.【結論】法人口座はメリットが大きいので開設すべき!
ここまで紹介したとおり、法人口座開設にはメリットもデメリットも両方あります。
しかし、得られるメリットの方が大きいので、法人口座は開設することをおすすめします。
あらためてメリット・デメリットを下表にまとめました。
【法人口座のメリット・デメリット比較】メリット | デメリット |
---|---|
1.社会的信用を得られる 2.資金管理がしやすくなる 3.ビジネスに役立つサービスを利用できる 4.融資を受けやすくなる |
1.手数料が高くなる 2.開設に手間と時間がかかる |
法人口座をつくることで、ビジネスチャンスの獲得や業務改善など、さまざまな会社の課題解決につながります。
デメリットもありますが、銀行の選び方次第で、最小限に抑えられるでしょう。
会社を設立したら、これらのメリットを経営に生かせるよう、早めに法人口座を開設するようにしましょう。
4.法人口座を開設してメリットを最大化するためには銀行選びが大事
1章で紹介したメリットを最大限享受するためには、銀行選びが非常に重要になってきます。
どのような銀行でも同じようにメリットが受けられるわけではありません。
法人口座を開設できる銀行は大きく下記5種類に分かれ、それぞれの特長から、受けられるメリットの大きさは異なってきます。
【銀行の種類と特長】種類 | 特長 |
---|---|
都市銀行 | 全国的に支店展開している銀行(メガバンクも含む) |
地方銀行 | 地域に根ざした銀行 |
信用金庫 | 地域に根ざし、会員による出資で運営される金融機関 |
ゆうちょ銀行 | 日本郵政公社の民営化によって生まれ、全国的に支店展開している銀行 |
ネット銀行 | オンライン上での取引が中心となるインターネット専業銀行 |
自社に合っていない銀行を選ぶと、期待するメリットが受けられないばかりか、逆に経営の足かせになってしまうおそれがあります。
例えば、都市銀行の融資は金利も低く、長期間受けられるというメリットがあります。銀行融資を受けることも視野に入れて、都市銀行で法人口座を開設したとしましょう。
しかし、都市銀行の融資は基本的に大企業向けです。小口案件が多い中小企業には消極的であるため、審査が通らない可能性が高いでしょう。
その場合、あらためて別の融資サービスを探さなければいけません。再度申込の手間がかかるうえに、融資開始のタイミングが遅くなってしまいます。
このような事態にならないよう、それぞれの銀行の特長をよく理解して、申込する銀行を選ぶようにしましょう。
5.メリット別|法人口座開設におすすめの銀行
4つのメリットそれぞれについて、最大化できる銀行との組み合わせは下表のとおりです。
【4つのメリット×メリットを最大化できる銀行について】法人口座のメリット | メリットを最大化できる銀行 |
---|---|
1.社会的信用を得られる | 都市銀行 理由:知名度が高いから |
2.資金管理がしやすくなる | ネット銀行 理由:使い勝手が良いから |
3.ビジネスに役立つサービスを利用できる | 使いたいサービスの水準が高い銀行 |
4.融資を受けやすくなる | 信用金庫・地方銀行 理由:中小企業の創業支援に力を入れているから |
「3.ビジネスに役立つサービスを利用できる」については、銀行の種類は問いません。例えば海外送金を頻繁にするなら、送金スピードが早くて手数料が安いところを選ぶと良いでしょう。
ほかのメリットについては、それぞれ最適なサービスを提供している銀行があるので、その中から選ぶことをおすすめします。
【メリット別|法人口座開設におすすめの銀行】2.資金管理を改善したいなら|ネット銀行がおすすめ
3.融資を受けたいなら|信用金庫・地方銀行がおすすめ
いずれのメリットも全体的に得たい場合は、複数の銀行を開設することもおすすめです。
複数の銀行を開設するメリットは法人口座は複数あると便利!資金管理改善&経費削減につながる活用法にて詳しく紹介しております。
5-1.社会的信用を向上させたいなら|都市銀行がおすすめ
社会的信用を向上させたいなら、都市銀行がおすすめです。
都市銀行は知名度が高く、かつ口座開設審査の難易度も高いため、都市銀行の法人口座を持っていると、会社にハクをつけることができます。
取引先や顧客からの入金先に使うと、相手に好印象を与えられるでしょう。
しかし、都市銀行は審査が厳しい傾向にあります。特に設立直後で事業実績のない会社だと、審査通過は容易ではありません。
審査で落ちてしまった場合は、審査が都市銀行と比較すると柔軟に対応してくれるネット銀行や信用金庫でまず法人口座を開設し、取引実績を十分に積んでから、再度申し込むようにしましょう。
5-2.資金管理を改善したいなら|ネット銀行がおすすめ
資金管理を改善したいなら、ネット銀行がおすすめです。
ネット銀行は使い勝手がよいので、経営のさまざまな場面で柔軟に対応できるでしょう。
ネット銀行とほかの店舗型銀行のサービス内容を比較しました。
【ネット銀行と店舗型銀行のサービスの傾向(一例)】ネット銀行 | 店舗型銀行 | |
---|---|---|
インターネット バンキング利用時間 |
24時間365日利用可能 (システムメンテナンス時を除く) |
深夜や休日等、時間制限がある場合もある |
当日振込扱い(※) | 24時間当日扱い可能なところが多い | 当日振込扱いは15時までのところが多い |
複数口座 | 同一法人で複数口座を持てるところも | 原則一法人一口座限り |
※ただし、着金のタイミングは相手先銀行による
ネット銀行はスピーディー開設&手数料が安いのも魅力!
ネット銀行は、店舗型銀行に比べて口座開設が簡便かつスピーディーで、手数料が安いというメリットもあります。
【ネット銀行と店舗型銀行の口座開設と手数料の違い】
ネット銀行 | 店舗型銀行 | |
---|---|---|
口座開設の審査期間 | 約1~2週間 | 約2~4週間 |
必要書類 | 少なめ 免許証だけで申し込めるところもあり |
多め 法務局などから取得する書類も多い |
振込手数料 | 同行内:約0~100円 他行宛て:約150~250円 |
同行内:約100~200円 他行宛て:約250~350円 |
インターネットバンキング 月額利用料 |
0円 | 1,000~4,000円 |
5-3.融資を受けたいなら|信用金庫・地方銀行がおすすめ
融資を受けたいなら、信用金庫・地方銀行がおすすめです。
信用金庫・地方銀行は、中小企業の創業支援に力を入れているため、融資に強い傾向があります。
信用金庫・地方銀行は、地域活性化を目的の一つとしている地域に根ざした金融機関です。「地域で頑張る中小企業を応援」するためのサービスが充実しており、融資にも柔軟に対応してもらえるところが多いのです。
ただし、信用金庫で融資を受けるためには、出資して会員になる必要があるので注意してください。会員になれる条件は、従業員300人以下・資本金9億円以下と決まっています。
6.迷ったらGMOあおぞらネット銀行|スピーディーな口座開設&おトクな手数料
GMOあおぞらネット銀行は、テクノロジーを生かしたサービス展開で、ご利用者さまに多くのメリットを実感していただいています。
【GMOあおぞらネット銀行の法人口座で実感できる3つのメリット】2.手間なくスピーディーな口座開設|条件を満たせば最短即日も可能
3.年利0.9%~|融資枠内ならいつでも借入可能なビジネスローン「あんしんワイド」
6-1.振込手数料は業界最安値水準145円
GMOあおぞらネット銀行の振込手数料は、当社間は無料、他社宛ては145円/件と、業界最安値水準(※)です。
さらに、口座開設月の翌々月までは他社宛ての振込手数料も、毎月20回まで無料になります。設立1年未満の会社なら、登記上の設立月から12カ月間、毎月20回無料です。
この振込手数料は、標準的な銀行の個人口座の振込手数料と変わらぬ価格帯(参照:2-1.手数料が高くなる)で、「手数料が高い」という法人口座のデメリットをなくすことができます。
GMOあおぞらネット銀行で振込を行うことで固定費を削減でき、無駄のない財務体制を築きやすくなるでしょう。
※2024年4月時点GMOあおぞらネット銀行調べ。調査対象範囲は、大手行およびインターネット専業銀行のうち法人顧客向け口座を提供している銀行。各社の手数料割引のプログラムや期間限定等のキャンペーン等は除く。
6-2.手間なくスピーディーな口座開設|最短即日~2営業日で口座開設可能
手間なくスピーディーに法人口座を開設できる点も、GMOあおぞらネット銀行の強みです。
法人口座開設の特長は下記のとおりです。
【GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設】・印鑑レス・ペーパーレス・郵送レスで完全オンライン完結
・必要書類は《本人確認書類》と《事業内容確認書類1点以上》のみ(※2)
※1 審査状況によってはこのとおりでないこともあります。あらかじめご了承ください。
※2 申込内容によってはほかの書類の提出が必要になる場合もあります。詳細はこちら:法人口座ご利用までの流れ
条件を満たせば最短即日に開設することも可能で、「開設に手間と時間がかかる」という、2つ目の法人口座のデメリットもクリアすることができます。
スピーディーに口座開設できることで、1章で紹介した法人口座4つのメリットを素早く得られるようになるでしょう。
6-3.年利0.9%~|融資枠内ならいつでも借入可能なビジネスローン「あんしんワイド」
GMOあおぞらネット銀行では、融資も行っており、融資枠内なら低金利でいつでも借入が可能です。
【GMOあおぞらネット銀行の融資「あんしんワイド」の特長】・借入限度額は初回契約時最大1,000万円
・融資枠内ならいつでも繰り返し借入と返済が可能
・創業初年度や赤字でも利用可能
・手続きはオンライン完結で、申込~借入まで最短2営業日
ネット銀行は融資を取り扱っていないところもありますが、「あんしんワイド」はいざというときに備えることができます。
まとめ
あらためて本記事の内容をまとめていきます。
法人口座開設には下記4つのメリットと、2つのデメリットが挙げられます。
【法人口座開設の4つのメリット】2.資金管理がしやすくなる
3.ビジネスに役立つサービスを利用できる
4.融資を受けやすくなる
2.開設に手間と時間がかかる
長期的な視野ではメリットの方が大きいため、会社を設立したなら必ず法人口座を開設するようにしましょう。
メリットを最大化するためには、申込する銀行選びが重要です。メリット別のおすすめの銀行は下記のとおりです。
【メリット別|法人口座開設におすすめの銀行】2.資金管理を改善したいなら|ネット銀行がおすすめ
3.融資を受けたいなら|信用金庫・地方銀行がおすすめ
※法人サービスをビジネスに活用したいなら|使いたいサービスの水準が高い銀行を選ぶべき
以上、本記事をもとに、法人口座のメリットを会社の発展に生かせることを願っております。
※ 本コラムは2024年4月24日現在の情報に基づいて執筆したものです。
※ 当社広告部分を除く本コラムの内容は執筆者個人の見解です 。