自社開発の強みをマネー・ローンダリング対策にも！AI技術を活用した口座不正利用モニタリングツールに「不正口座ネットワーク可視化機能」を追加し運用を開始

報道関係各位

GMOあおぞらネット銀行株式会社

自社開発の強みをマネー・ローンダリング対策にも！
AI技術を活用した口座不正利用モニタリングツールに
「不正口座ネットワーク可視化機能」を追加し運用を開始

GMOあおぞらネット銀行（以下、当社）は、マネー・ローンダリング対策として、不審・不適切な取引が行われている口座間の取引を可視化する「不正口座ネットワーク可視化機能」を開発し、新たに2023年12月18日より運用を開始します。本機能は、昨年10月より稼働開始したAI技術を活用した口座不正利用モニタリングツール「AML ^(*1)AIスコアリングモデル」を高度化・強化する機能となります。
当社のCTOオフィスグループのメンバーが、当社AML企画室、金融犯罪対策室のメンバーらにAMLモニタリング業務の課題をヒアリングし、AI技術を駆使することで1）AML対策の高度化・強化につながること、2）業務効率化が図れることから自社開発するに至りました。

• （*1）AML・・・Anti(アンチ) Money(マネー) Laundering(ローンダリング)

【機能追加の背景】
テクノロジーバンクを標榜する当社は、銀行取引を安全に行っていただく取り組みにおいても、自社開発の強みを生かし”技術でも”課題解決に注力しています。お客さまに安心してお取引いただくため、日々巧妙化・複雑化・高度化する口座の不正利用取引に対応することもその1つです。
昨年10月に稼働を開始した「AML AIスコアリングモデル」は、Google CloudのVertex AI^(*2)を活用することで、不正な入出金の疑いがある取引事例等を学習したAIモデルが、不正送金取引等を検知し、これまで人の目で行っていたモニタリング業務を補佐するツールで、GMOインターネットグループ株式会社　グループ研究開発本部^(*3)AI研究開発室と共に開発しました。

• （*2）Google CloudおよびVertex AIは、Google LLCの商標です。
• （*3）GMOインターネットグループ株式会社　グループ研究開発本部　https://recruit.gmo.jp/engineer/jisedai

【不正口座ネットワーク可視化機能とは】
不正口座ネットワークとは、ある口座に不審・不適切な取引の疑いが確認された場合、当該口座と取引をしているほかの口座保有者も同様に不審・不適切取引を行っている可能性があるとして、芋づる式にモニタリング対象とする不正口座利用対策の手法の1つです。この手法は、これまでモニタリング担当者の人海戦術に頼ることが多く、業務の負荷が高くなっていました。今回開発した「不正口座ネットワーク可視化機能」は、AIを活用することで、自動的に不審・不適切な取引の疑いのある口座を洗い出し、関係性を可視化するため、モニタリング担当者の負荷が低減するうえ、迅速かつ精密にマネー・ローンダリング対策の実現が可能となりました。

今後もお客さまの利便性の確保とセキュリティ強化を両立し、マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与防止対策に真摯に取り組んでまいります。

【開発担当者　CTOオフィスグループ　片山 貴博 コメント】

【GMOあおぞらネット銀行株式会社について】
「すべてはお客さまのために。No.1テクノロジーバンクを目指して」をコーポレートビジョンに掲げ、新しいネット銀行として2018年7月に誕生しました。システム開発を内製化することで、お客さまに寄り添った金融・決済サービスをスピード感をもって提供しています。オンラインでの口座開設申込や、申込から利用開始までのスピード、各種手数料の安さ、利便性の高い資金調達サービス、銀行APIの充実などを理由に、スモール＆スタートアップ企業のお客さまを中心にご利用が急増していることを受け、中長期の戦略として3つの大きな柱「1.スモール＆スタートアップ企業向け銀行No.1」、「2.組込型金融サービスNo.1」、「3.テックファーストな銀行No.1」を掲げ、“お客さまのビジネスの成長＝当社の成長”として、共に成長する銀行であるべく、当社一同、新たなシステムの開発や、サービスの提供などに向けて邁進しております。

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