地方銀行ってどんな銀行?|地方銀行での開設がおすすめな経営者とは

法人口座開設を完全ガイド|経営者が失敗しない銀行の選び方とは

出展:一般社団法人全国地方銀行協会「地方銀行の概要」/「地方銀行一覧

「地方銀行で法人口座を作る人って多いけど、地方銀行ってどんな銀行?」

法人口座を作ろうと考えて、情報収集をしていると、「地方銀行で作った」という声もよく聞くので、「地方銀行って、どんな感じなのだろう?」と気になりますよね。地方銀行には、ほかの金融機関と比較すると、下記のような特長があります。


※2024年7月GMOあおぞらネット銀行調べ

法人口座を作る際には、自社にはどの銀行が向いているのか、よく見極めることが大切です。

法人口座を開設すべき銀行を見誤ってしまうと、下記のようなリスクが生じる可能性があります。

・自分の望む関係が築けない
・融資が受けられない
・別の銀行で口座を作り直さなければならない

もし、法人口座を作った銀行で、自分の望むような支援や融資が受けられなかった場合は、別の銀行で口座を作り直さなければならなくなるかもしれません。

口座開設には、想像以上の手間と時間がかかり、実際に困ったという経営者が多くいます。

このような事態を防ぐためにも、地方銀行を含め、どの銀行で法人口座を作るのか、その見極めと選択が重要なのです。

そこでこの記事では、ご自身に合った銀行が選べるように、下記の内容を紹介します。

この記事で分かること
●地方銀行で法人口座を作るメリット
●地方銀行で法人口座を作るべき経営者
●地方銀行以外の銀行の特長やメリット
●自分が選ぶべき銀行はどこか

この記事では、地方銀行を含む、各銀行の特長やメリットを一覧表で比較しているので、自分に向いている銀行が判断できますよ。

会社を設立し、どこで法人口座を作るべきなのか迷っている方は、ぜひご一読くださいね。

ネット銀行ならGMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行の法人口座は

・振込手数料の無料回数付き
・各種会計ソフトと無料で連携可能
・国税・社会保険料の口座振替可能

と経営者さまに役に立つサービスが満載です。

1.地方銀行で法人口座を作るメリット&注意点

1.会社を設立したら法人口座を作るべき!理由を3つのメリットから解説

下記の表は、地方銀行で法人口座を作る際の特長を、ほかの銀行と比較したものです。

※2024年7月GMOあおぞらネット銀行調べ

地方銀行以外の銀行については、「3.【一覧表で比較】地方銀行以外の金融機関も検討してみよう」で詳しく解説するので、参考にしてくださいね。

これらの特長から、地方銀行で法人口座を作るメリットは、下記の3つだと考えられます。

地方銀行で法人口座を作るメリット

・(特定の地域に根ざした企業であれば)法人口座開設審査に比較的通りやすい
・(特定の地域に根ざした企業であれば)会社の近くにあって利用しやすい
・融資や経営について、相談に乗ってもらいやすい

一方、地方銀行で法人口座を作るデメリットは、下記の2つです。

地方銀行で法人口座を作る注意点
・対応エリアが限られている場合がある
・大手地方銀行は開設審査が厳しい場合がある

ここからは、メリットとデメリットについて、それぞれ解説していきます。

1-1.地方銀行で法人口座を作るメリット3つ

地方銀行で法人口座を作るメリットは、下記3つです。

地方銀行で法人口座を作るメリット
・(特定の地域に根ざした企業であれば)法人口座開設審査に比較的通りやすい
・(特定の地域に根ざした企業であれば)会社の近くにあって利用しやすい
・融資や経営について、相談に乗ってもらいやすい

1つずつ解説するので、メリットに魅力を感じるかどうか、確認してみてくださいね。

1-1-1. (特定の地域に根ざした企業であれば)法人口座開設審査に比較的通りやすい

地方銀行で法人口座を作る1つ目のメリットは、法人口座開設審査に比較的通りやすい点です。

法人口座の開設は、起業後最初のハードルだと言われるほど、難易度が高く、メガバンクなど、申込する銀行によっては、審査を受ける前に門前払いされたという話も珍しくないほどです。

銀行ごとの法人口座開設の審査ハードルは、それぞれ下記のような傾向にあります。


※2024年7月GMOあおぞらネット銀行調べ

地方銀行の審査ハードルは、都市銀行などと比べるとやや低めですがそれでも比較的厳しい傾向にあります。

1-1-2. (特定の地域に根ざした企業であれば)会社の近くにあって、利用しやすい

地方銀行で法人口座を作る2つ目のメリットは、会社の近くにあって、利用しやすい点です。

地方銀行は、特定の都道府県内をメインの営業地域として、地域密着型のサービスを行っています。

出典:一般社団法人全国地方銀行協会「地方銀行の取り組み

地方銀行は、共通して「地域密着型金融」に取り組んでおり、地域活性化への貢献に力を入れています。

そのため、どこの銀行でも同じように、地元エリアを中心に、支店を設置しています。

会社の近くに支店があることで、気軽に利用できるでしょう。

1-1-3.融資や経営について、相談に乗ってもらいやすい

地方銀行で法人口座を作る3つ目のメリットは、融資や経営について、相談に乗ってもらいやすい点です。

地方銀行には、地域の発展や競争力強化を通して、地域活性化に貢献する役割があります。地域の企業に融資を行ったり、経営の相談に乗ったりするのも、地方銀行の大切な仕事です。

また、ビジネス支援や経営改善支援にも積極的で、相談内容によっては、外部機関である「中小企業活性化協議会」と連携するなど、積極的なサポートを行っています。

地元の企業の応援に力を入れているので、融資や経営の相談に、乗ってもらいやすいでしょう。

1-2.地方銀行で法人口座を作る注意点2つ

地方銀行で法人口座を作るデメリットは、下記2つです。

地方銀行で法人口座を作る注意点
・対応エリアが限られている場合がある
・大手地方銀行は開設審査が厳しい場合がある

1つずつ解説するので、デメリットを受け入れられそうかどうか、確認してみてくださいね。

1-2-1.対応エリアが限られている場合もある

地方銀行で法人口座を作る1つ目のデメリットは、対応エリアが狭い点です。

既に述べたように、地方銀行は、特定の都道府県内をメインの営業地域として、地域密着型のサービスを行う銀行です。

都道府県内に会社がある場合には、利便性が高いのですが、一度外に出ると、支店に足を運ぶことが難しくなるので、かなり不便だと考えられます。

現在の地域にこだわって、将来的な活動を考えているのであればいいのですが、そうではなく、都道府県外に出る可能性がある場合には、対応エリアの狭さがネックとなるでしょう。

1-2-2. 大手地方銀行は開設審査が厳しい場合もある

地方銀行で法人口座を作る2つ目のデメリットは、大手の地方銀行であるほど審査は厳しくなる傾向があります。

地方銀行での口座開設を検討している場合は、一度窓口等で相談してみると良いでしょう。

2.地方銀行での開設がおすすめなのはこんな会社!

2.地方銀行での開設がおすすめなのはこんな会社!

ここでは、地方銀行で法人口座を持つべき経営者について解説します。

地方銀行の特長から、下記のような会社は地方銀行で法人口座を作るのに向いているといえます。

地方銀行での開設がおすすめなのはこんな会社!
・将来にわたり、特定の地域を拠点とする予定の人
・融資を受けたいと考えている人
・経営について、専門家に相談したい人

ここからは、それぞれの項目について、1つずつ解説していきます。

2-1.将来にわたり、特定の地域を拠点とする予定の人

1つ目は、将来にわたって、特定の地域を拠点とすることを考えている人です。

1-1-2. (特定の地域に根ざした企業であれば)会社の近くにあって、利用しやすい」で前述した通り、地方銀行は地域に根ざした地域密着型の銀行で、地域の発展や競争力強化を通して、地域活性化に貢献する役割を担っているからです。

具体的な取り組み内容には下記4つがあり、地方銀行が地元企業の経営を、積極的にサポートしようとする姿勢が見受けられます。

(1)創業・新事業支援
(2)ビジネス支援
(3)事業継承支援
(4)経営改善支援

参考:一般社団法人全国地方銀行協会「地方銀行における「地域密着型金融」に関する取り組み状況(2022年度)

地方銀行は、その地域に根付いて経営を行おうとしている企業の、強い味方になってくれるでしょう。

そのため、将来にわたり、特定の地域を拠点とする予定の人には、地方銀行がおすすめできます。

2-2.融資を受けたいと考えている人

2つ目は、地方銀行で融資を受けたいと考えている人です。

地方銀行は、都市銀行(メガバンク)と比べると資金力は少なめですが、融資の審査には通りやすい傾向にあります。

資金力があり、金利も低めの地方銀行であれば、より有利な条件で融資を受けられるでしょう。

また、地方銀行では「創業・新事業支援」にも力を入れており、創業融資の実績も豊富です。


出典:一般社団法人全国地方銀行協会「地⽅銀⾏における「地域密着型⾦融」に関する取り組み状況(2022年度)

ネット上では、実際に地方銀行で創業融資を受けたという経営者の体験談も散見されます。

地方銀行は、創業間もない場合も、そうでない場合も、融資を受けやすいといえます。

もし融資を受ける希望や、可能性があるのであれば、地方銀行で法人口座を持っておくとよいでしょう。

2-3.経営について、専門家に相談したい人

3つ目は、会社の経営について、お金の専門家に相談したいと考えている人です。

地方銀行なら、お金のプロである銀行員が融資や経営の相談に乗ったり、さらにその先の専門機関に紹介してくれたりと、サポート体制が整っています。

前述した通り、地方銀行では、ビジネス支援や経営改善支援に前向きです。

経営の相談や経営改善のサポートに取り組む中で、相談内容によっては、外部機関である「中小企業活性化協議会」と連携し、相談持ち込みを行うなど、積極的なサポートを行っています。


出典:一般社団法人全国地方銀行協会「地⽅銀⾏における「地域密着型⾦融」に関する取り組み状況(2022年度)

経営に不安があり、相談先が欲しいと考えているのなら、地方銀行での口座開設を検討しましょう。

3.【一覧表で比較】地方銀行以外の銀行も紹介

3.【一覧表で比較】地方銀行以外の銀行も紹介

前章で地方銀行での開設がおすすめな経営者を紹介しました。

もちろん、地方銀行での開設もおすすめですが地方銀行以外の法人口座にも魅力的な特長があります。

法人口座は各銀行の特長を活かし、複数開設することもおすすめですのでここでは地方銀行と、そのほかの銀行も比較してみましょう。

※2024年7月GMOあおぞらネット銀行調べ

ここからは下記3つの銀行について、1つずつ解説していきます。

(1)都市銀行(メガバンク)【信用力を上げたい人におすすめ】
(2)信用金庫【特定の地域に根ざした会社にしたい人におすすめ】
(3)ネット銀行【コスパ・スピード感を重視する人におすすめ】

それぞれの銀行の特長やメリット、どんな方におすすめかをまとめていますので、ご自身に合う銀行を選ぶ参考にしてくださいね。

3-1.都市銀行(メガバンク)【信用力を上げたい人におすすめ】

都市銀行(メガバンク)は、資金規模が大きい、大手銀行グループのことです。

都市銀行(メガバンク)は、信用力を上げたい人におすすめです。

なぜなら、都市銀行(メガバンク)には、下記のような特長があるからです。


※2024年7月GMOあおぞらネット銀行調べ

都市銀行(メガバンク)の法人口座を持っていると、信用力を上げられます。

特に魅力的なのが「誰もが一度は聞いたことがある」という、ネームバリューです。

ネームバリューがある銀行を使っていると、「その銀行と取引しているなら信用できる」と思ってもらえます。結果として、取引先や顧客を増やす武器となるのです。

都市銀行(メガバンク)で法人口座を持つメリット
・会社の信用力を上げられる
・数千万円以上の大口融資が受けやすい
・低い金利で融資が受けられる

都市銀行(メガバンク)の法人口座を持っていると、そのネームバリューで、取引先や顧客からの信用を得やすくなる可能性があります。

さらにはその資金力から、大口の融資を、低い金利で受けやすいというメリットも見逃せません。

ただし、審査ハードルが高いので、開設が難しく、時間がかかるという点には、注意が必要です。

3-2.信用金庫【特定の地域に根ざした会社にしたい人におすすめ】

信用金庫は、地方銀行よりも地域密着で、地域住民や企業からの出資を元に運営する、金融機関です。

信用金庫は、将来的に、特定の地域に根ざした会社に育てたい人におすすめです。

なぜなら、信用金庫には、下記のような特長があるからです。


※2024年7月GMOあおぞらネット銀行調べ

信用金庫は、法人口座開設の審査も、融資の審査も、都市銀行や地方銀行と比較すると、比較的ハードルが低いといわれています。

さらに対応エリアはごく狭く、金融機関との付き合いが深いというのも特長の1つです。

信用金庫となら、狭く深い付き合いができ、地域に根ざした会社づくりが目指せるでしょう。

信用金庫で法人口座を持つメリット
・法人口座開設の審査ハードルが都市銀行や地方銀行と比較るとやや低い
・創業融資が受けやすい
・融資や資金繰り、経営など、親身に相談に乗ってもらえる

創業融資も受けやすく、会社の経営などの相談にも乗ってもらえますよ。

3-3.ネット銀行【コスパ・スピード感を重視する人におすすめ】

ネット銀行は、支店や営業所を持たず、インターネット上で取引が行える銀行です。

ネット銀行は、コスパやスピード感を重視する方におすすめできます。

なぜなら、ネット銀行には、下記のような特長があるからです。


※2024年7月GMOあおぞらネット銀行調べ

ネット銀行の、法人口座開設の審査は、店舗型銀行(都市銀行や地方銀行、信用金庫等)と比較すると比較的柔軟な傾向にあります。

対応エリアは全国を網羅しており、利用コストが低いので、使い勝手がいいという強みもあります。

ネット銀行で法人口座を持つメリット
・法人口座開設の審査は店舗型銀行と比較するとハードルが低め
・振込手数料や、ネットバンキングの月額利用料が安い
・24時間365日、インターネット上で取引できる

ネット銀行はコスパとスピード感という強みから、普段使いの口座にぴったりです。

ただし、支店や営業所がないため、銀行との付き合いは深いとは言えません。

融資を行っていない銀行も多いので、注意が必要です。

ネット銀行については「4.法人口座を選ぶなら、普段使いに適したネット銀行はマスト!」で、より詳しく解説します。ぜひ参考にしてくださいね。

ネット銀行ならGMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行の法人口座は

・振込手数料の無料回数付き
・各種会計ソフトと無料で連携可能
・国税・社会保険料の口座振替可能

と経営者さまに役に立つサービスが満載です。

4.法人口座を持つなら、コスパが良く普段使いに適した「ネット銀行」はマスト!

4.法人口座を持つなら、コスパが良く普段使いに適した「ネット銀行」はマスト!

ここまで、地方銀行と、そのほかの銀行の法人口座について紹介してきました。

「大きな金額の融資が必須」「取引先や顧客獲得のためにネームバリューが不可欠」など、よほどの理由があるなら都市銀行(メガバンク)を候補に入れてもよいでしょう。

しかし、創業初期の場合や資本金の額が少ない会社だと、あまり現実的とはいえません。メガバンクの審査は厳しいうえに、開設までに時間がかかるので注意が必要です。

融資を受ける可能性があるのであれば、地方銀行や信用金庫で開設するのが現実的です。

融資を受ける予定がなく、普段使いのためだけなら、ネット銀行の法人口座がおすすめです。

ほかの銀行で開設する場合でも、ネット銀行と組み合わせて使い分けると、ネット銀行のメリットが最大化できるので、おすすめですよ。

考えられる組み合わせ方は、下記のとおりです。

下記の表からも分かるように、ネット銀行はコスパのよさや使い勝手のよさから、普段使いに便利です。

  店舗型銀行
(都市銀行や地方銀行、信用金庫等)
ネット銀行
法人口座開設
審査
×
厳しめ

(店舗型銀行と比較すると)
柔軟
口座開設のスピード ×
遅め
約2~4週間

速い
最短即日~2週間
利用時間 ×
窓口だと平日9~15時が多い

24時間365日※1
振込手数料
比較的高い
150~600円台

安い
150~200円台
ネットバンキング
利用料

基本的に有料
数千円の場合も

無料
知名度
(社会的信用)

高い

比較的低い

※1 システムメンテナンス時は除く
※2024年7月GMOあおぞらネット銀行調べ

ここからは、ネット銀行が普段使いに便利なポイントを、下記3つに分けて解説します。

・24時間365日いつでも使える
・ネットバンキングが無料で使える
・他行への振込手数料が安い

4-1.24時間365日いつでも使える

1つ目は、24時間365日(※)いつでも好きなときに使えるところです。

ネット銀行は、スマホやPCとネット環境さえあれば、24時間365日いつでも好きなときに使えます

従来の店舗型銀行や、ATMを利用する場合、銀行の支店やATMの設置場所まで行き、預金や振込、引出、記帳といった作業を行う必要がありました。

しかも、銀行は基本的には平日の日中など、限られた時間しか利用できません。コンビニのATMが使えたとしても、利用できる曜日や時間には制限があり、いつでも自由に使えるわけではありません。

店舗型銀行でも、インターネットバンキングを利用すれば、ネットでの取引が可能ですが、口座開設とは別に申込が必要で、月額利用料がかかる場合もあります。

ネット銀行なら、口座開設と同時にネット上の取引が、無料で利用できるようになります。

早朝や15時以降であっても、入金状況の確認や当日振込の手続きが可能なので、クライアントの要求にも、即座に応えられますよ。

24時間365日、リアルタイムなお金のやり取りができることは、会社のイメージアップにもつながるのではないでしょうか。

※システムメンテナンス時を除く

4-2.ネットバンキングが無料で使える

2つ目は、ネットバンキングが無料で使えるところです。

ネット銀行は、支店や営業所を持たず、インターネット上で取引が行える銀行です。ネットバンキングが主体となるので、別途、利用料金がかかることはありません。

一方、店舗型銀行の場合、ネットバンキングの利用には、1カ月当たり2,000~3,000円ほどの利用料がかかる場合もあります。

  ネット銀行 店舗型銀行
ネットバンキング 無料 2,000~3,000円/月

会社経営のランニングコストを考えると、痛い出費ではないでしょうか。

特に、会社の創業初期は、出費が多く収入は少ない、経済的にシビアな時期です。

身近なところからコスト削減を狙う手として、ネット銀行の利用は有効といえます。

4-3.他行への振込手数料が安い

3つ目は、振込手数料が安いところです。

ネット銀行は、全体として、振込手数料が安い傾向にあります。

店舗型銀行の場合、1件当たり500~600円ほどかかるのに対して、ネット銀行では1件当たり150~200円台が主流です。

  ネット銀行 店舗型銀行
他行への振込手数料 150~200円台/件 500~600円台/件

1件につき300円ほどの差が出るので、月に数十回ほど振込をする会社では、1カ月で数千円以上のコストがかかってしまいます。

これも、ネットバンキングの利用料と同じで、毎月決まって払い続けなければならないランニングコストとなり、会社の負担となります。

振込をする機会の多い職種や分野の会社であれば、ネット銀行を利用しない手はないでしょう。

5.【おすすめネット銀行】GMOあおぞらネット銀行

5.【おすすめネット銀行】GMOあおぞらネット銀行

ネット銀行で法人口座を開設しようと決めた方にとって、続いてのお悩みポイントとなるのが

「どのネット銀行で法人口座を開設すればいいのか?」

ではないでしょうか。

GMOあおぞらネット銀行は、ネット銀行のメリット「早い・安い・便利」を最大限活かせる銀行です。

【GMOあおぞらネット銀行】
口座開設前 口座開設後
口座開設
スピード
必要書類 振込手数料
(税込・他行宛て)
税金・保険料支払いサービス
最短即日~
平均1.7日(※)
最低2点
・本人確認書類
・事業内容確認書類(最低1点)
145円

※2024年2月実績値

最後は、GMOあおぞらネット銀行ならではの強みを

・最短即日~平均1.7日の口座開設スピード
・提出書類が少なく隙間時間での申込が可能
・低コスト・充実のサービスで口座開設後もメインバンクとして使いやすい

の順に解説します。

5-1.最短即日~平均1.7日の口座開設スピード

GMOあおぞらネット銀行の口座開設スピードは、「最短即日~平均1.7日」です。

【口座開設スピード】
最短即日
平均1.7日※

※2024年2月実績値

口座開設スピードが早いと言われるネット銀行の中でも、実際の調査に基づいた平均日数が1.7日であることをみても「最短即日」が現実的であることが分かります。

業界屈指のスピーディーな口座開設により、慌ただしい創業期の時間的・精神的負担を軽減でき、スムーズな事業のスタートを応援します。

※最短即日の条件
1)取引責任者さま※と代表者さまが同一、2)自撮り動画(セルフィー)での本人確認の条件を満たした場合
<ご注意事項>
・審査の状況によりお時間がかかる場合がございます。あらかじめご了承ください。
・当社休業日にお申し込みいただいた場合は、当日の口座開設はできませんのであらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
・ビジネスデビットカードは当日ご利用いただけません。後日転送不要の簡易書留にてご登録法人住所宛てにお送りいたします。
・当社から送付する郵便物をお受け取りいただけない場合、口座の利用制限やカード・口座解約となる場合がございます。

5-2.提出書類が少なく隙間時間での申込が可能

提出書類が少なく隙間時間での申込が可能というのも、GMOあおぞらネット銀行の強みです。

【必要書類】
・本人確認書類
・事業内容確認書類(最低1点)
の2点のみ(※)

※ただし、申込状況によります。詳しくはこちら:法人口座ご利用までの流れ

提出が必要なのは

・本人確認書類
・事業内容確認書類(最低1点・最大10点)

の2点のみで、非常に書類準備にかける手間が少ないといえます。

【GMOあおぞらネット銀行が指定する「事業内容確認書類」とは?】

「事業内容確認書類」には、一般的に

・ホームページ
・パンフレット
・他社発行の請求書・発注書

といったものが挙げられます。

しかし、設立して間もない会社の場合

・ホームページやパンフレットがまだ完成していない
・売上がまだ発生しておらず発注書が提出できない

というケースもあり、どういった書類を提出していいのか分からない場合も多いのではないでしょうか。

GMOあおぞらネット銀行では、どんな書類を出せばいいのかや審査のポイントなどを詳しくWeb上で公開しておりますので分からない場合もご自身で解決可能です。

事業確認書類についての詳細は、以下のページをご覧ください。
>>「事業内容確認書類について|GMOあおぞらネット銀行」

このように、

・事業内容確認書類の自由度が高い

といった特長があることから、GMOあおぞらネット銀行は隙間時間での申込がしやすいネット銀行であると言えます。

5-3.低コスト・充実のサービスで口座開設後もメインバンクとして使いやすい

低コスト・充実のサービスで口座開設後もメインバンクとして使いやすいというのも、GMOあおぞらネット銀行の大きな強みです。

【GMOあおぞらネット銀行】
振込手数料
(税込・他行宛て)
税金・保険料支払いサービス
145円

他行宛ての振込手数料が1件あたり145円(税込)と、業界最安値水準※の手数料です。

※2024年7月時点GMOあおぞらネット銀行調べ。調査対象範囲は、大手行およびインターネット専業銀行のうち法人顧客向け口座を提供している銀行。各社の手数料割引のプログラムや期間限定等のキャンペーン等は除く

さらに、GMOあおぞら銀行では、税金・保険料支払いサービスにも対応しています。

【待望の国税や社会保険料・国民年金保険料の口座自動振替 4/1~ 対応開始】


詳しくはこちら: 待望の国税や社会保険料・国民年金保険料の口座自動振替4/1~ 対応開始

GMOあおぞらネット銀行は、利用時のコストの安さと使い勝手の良さで、メインバンクとして活用している会社も多いネット銀行です。

【GMOあおぞらネット銀行をメインバンクとして活用している事例】
「メインバンクに選んだ理由は、手数料の安さと操作性の高さ」
銀座セカンドライフ株式会社さま

元々は他行の店舗型銀行をメインバンクとして利用しており、クラウドファンディングの資金管理用にネット銀行でも法人口座を開設したという銀座セカンドライフ株式会社さま。

使い勝手を比較しながら一定期間複数のネット銀行を使用してみたところ、

・振込手数料が最も安い
・ストレスフリーな操作性

といった理由からGMOあおぞらネット銀行を社員の給与振込等にも利用するようになり、現在ではメインバンクとして活用されているとのことです。
ご利用事例はこちら:銀座セカンドライフ株式会社さま

ネット銀行で法人口座の開設を考えているのなら、ぜひGMOあおぞらネット銀行をご検討ください。

まとめ

地方銀行で法人口座を作るのには、下記のようなメリットがあります。

地方銀行で法人口座を作るメリット
・(特定の地域に根ざした企業であれば)法人口座開設審査に比較的通りやすい
・(特定の地域に根ざした企業であれば)会社の近くにあって利用しやすい
・融資や経営について、相談に乗ってもらいやすい

地方銀行の特長から、下記のような会社は地方銀行で法人口座を作るのに向いているといえます。

地方銀行での開設がおすすめなのはこんな会社!
・将来にわたり、特定の地域を拠点とする予定の人
・融資を受けたいと考えている人
・経営について、専門家に相談したい人

また、地方銀行にプラスで法人口座を作成することもおすすめです。

※2024年7月GMOあおぞらネット銀行調べ

※ 本コラムは2024年7月31日現在の情報に基づいて執筆したものです。
※ 当社広告部分を除く本コラムの内容は執筆者個人の見解です 。

【税理士監修】会社設立に関するお悩み解消
\銀行だからこその情報が盛りだくさん/
会社設立お役立ちマニュアル無料でプレゼント!

【税理士監修】会社設立に関するお悩み解消
\銀行だからこその情報が盛りだくさん/
会社設立お役立ちマニュアル無料でプレゼント!