ご利用事例

  • API接続・BaaS

株式会社Fivotさま

株式会社Fivotさま

「入金限度額設定API」で返金事務の省力化に貢献

GMOあおぞらネット銀行のかんたん組込型金融サービスをご利用いただいている「株式会社Fivot」さまに、当社サービスを活用するに至った経緯やご利用いただいている内容についてお話をうかがいました

株式会社Fivotさま

個人向けのスマート積立アプリ『IDARE』、ならびにベンチャー企業に資金調達の手段を提供する『FlexCapital』の開発・運営を行っているFintechスタートアップです。
企業サイト:https://fivot.co.jp
サービスサイト(IDARE):https://idare.jp

さま
株式会社Fivot CTO
岩藤 圭介さま

会計・広告・決済などの業界で自社製品としてのシステム開発・運用を経験。2020年5月にFivotに参画。技術選定、アーキテクチャ、バックエンドシステムの設計・開発などを担当。

さま
株式会社Fivot
永江 悠紀さま

電力・自動車・教育・医療など、様々な業界や企業で広範なシステム開発を経験。2020年7月にFivotに入社。主にバックエンドシステム全般の設計・開発を担当。

<どんなビジネスをされているのか>年率2%が貯まるスマート積立アプリ「IDARE(イデア)」を提供

当社は、アイデアとテクノロジーで「時代に応える金融サービスを」をビジョンに掲げ、2019年10月に創業しました。スマート積立アプリ「IDARE」ならびにスタートアップ向けに資金調達の手段を提供する「Flex Capital」を開発、運営しています。

IDAREの最大の特長は、保有残高に対して年率で2%のボーナスポイントが毎月付与される点です。

また、「毎月・毎週・毎日」の選択肢から任意のサイクルで、クレジットカードから決まった金額を自動で積み立てることができ、積立金を使って欲しいものを購入することができます。このように「積立から購入まで」の一連のアクションを一つのアプリで行えることも特長の一つです。

<GMOあおぞらネット銀行の口座開設をしたきっかけ>より利便性の高い銀行を求めてGMOあおぞらネット銀行を利用

かんたん組込型金融サービス」の存在を知ったのは、GMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設したことがきっかけでした。

元々は他行に法人口座を有していたのですが、手続きのために平日に銀行の店舗に足を運ぶ必要があったり、手数料がかかったりと、お金と手間暇がかかるという課題を感じていました。そこでいくつかの銀行を比較検討した結果、GMOあおぞらネット銀行であれば、これらの課題が解決できると判断し、法人口座の開設・利用を決めました。

GMOあおぞらネット銀行の「かんたん組込型金融サービス」を採用した理由は、以上のような経緯からすでに法人口座を有していたことと、提供されているAPIの明快さから、短期間で「IDARE」に口座振込の機能を搭載できると考えたためです。

<こんな風に使われています>「入金限度額設定API」で、残高上限を上回る入金を回避

口座振込による入金を実現するために、ユーザーごとにGMOあおぞらネット銀行の入金専用口座(バーチャル口座)を発行し、割り当てています。この口座に振込を行うことで、「IDARE」に入金することができます。

また、「IDARE」では保有できる残高に上限があるのですが、これを超える入金を防ぐために、「入金限度額設定API」を利用しています。

もともと「IDARE」には入金方法としてクレジットカード、ATM、コンビニ払いといった選択肢がありましたが、ここに口座振込が加わったことで、利便性の向上を図れたのではないかと考えています。

<利用されてよかったこと>入金限度額設定APIでの課題解決とドキュメントが技術者にとって分かりやすい書き方でAPI接続もスムーズ

「IDARE」では関係各所との取り決めにより保有できる残高の上限が定められており、今回の口座振込の機能についても、このルールに抵触しない仕様にする必要がありました。そこでGMOあおぞらネット銀行の担当者の方に相談したところ、「入金限度額設定API」をご提案いただき、このAPIを利用することで残高の上限を超える入金を防ぐ仕組みを構築することができました。

仮にこの「入金限度額設定API」をご提案いただけていなかったら、「IDARE」に口座振込の機能を追加することは困難だったと思います。方法としては銀行口座接続に対応している決済代行業者を利用するか、各銀行と直接つなぐか、くらいしかないためです。

いずれの方法も、GMOあおぞらネット銀行のAPIを利用する場合と比較して、時間的にも費用の面でも大きなコストがかかることが予想されます。「IDARE」の場合、そこまでして口座振込の機能を追加することは、現実的な選択とは言えない状況でした。

そのほかにGMOあおぞらネット銀行を利用して良かったと感じた点は、APIのドキュメントが各種プログラミング言語用SDKのソースコードと共にWeb上で公開されていることです。APIの利用方法についてはこれらを見ることで理解できたため、問い合わせをしたことはほとんどなかったように思います。

<今後の取り組み>IDAREによる新しい購入体験をぜひ実感していただきたい

「IDARE」を利用されているユーザーの中には、毎月1,000円以上のボーナスポイントを受け取られている方もいます。貯めた分だけお得になるので、お金を貯めていく楽しさを感じていただけるものと考えています。

現在はクレジットカードや後払いなど便利な金融サービスによって、欲しいものをすぐに手に入れてお金は後で払う、というライフスタイルが定着しています。ですが、そういったものが登場したのはここ数十年のことです。それ以前は、欲しいものはお金を貯めて買う、というスタイルが一般的だったはずです。

コツコツと貯めたお金で買ったものは、より愛着が湧き、より大切にするのではないか。そういったカルチャーを広げていきたいと考えています。今後はさらなる機能の拡充とともに、IDAREをより多くの方に知ってもらうためのマーケティング活動にも力を入れていく予定です。

アイデアとテクノロジーで、時代に応える各種金融サービスを展開される「株式会社Fivot」さま。GMOあおぞらネット銀行の入金限度額設定APIを初めてご活用いただき、課題解決とサービスリリースを実現された好事例としてご紹介しました

本インタビューは2022年6月に実施したものです。
※「かんたん組込型金融サービス」は2023年9月15日「BaaS by GMOあおぞら」にサービス名称を変更しております。

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