ご利用事例
- バーチャル口座
株式会社トラストバンクさま
「地域のため」を考え抜いた私たちが選んだ、バーチャル口座が地域にもたらしたメリットとは?
GMOあおぞらネット銀行の法人口座をご利用いただいている「株式会社トラストバンク」さまに、ご利用を検討された経緯や、実際に利用することで得られたメリット、満足している点などについてお話を伺いました。
株式会社トラストバンクさま
国内最大のふるさと納税総合サイト『ふるさとチョイス』の運営など、地域貢献につながる多種多様な事業を展開されています。
企業サイト:https://www.trustbank.co.jp/
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株式会社トラストバンク サービス推進部 部長土家 俊彦 さま
同社サービスの運営における、決済機能を含む幅広い領域のマネジメントを担当。
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株式会社トラストバンク サービス推進部 自治体サービスチーム佐藤 優輔 さま
同社サービスの運営における、新たな決済手段の導入、決済導入後の問い合わせ対応など、運用まわりを担当。
<どんなビジネスをされているのか>国内最大のふるさと納税サイトをメインに、地域を支える幅広い事業を展開
私たちは、「自立した持続可能な地域をつくる」というコーポレートビジョンのもと、国内最大のふるさと納税総合サイト『ふるさとチョイス』を運営しています。その他、クラウドファンディングによってふるさと納税を募る『ガバメントクラウドファンディング®』や、災害時にふるさと納税の寄付金を被災地に届ける『ふるさとチョイス災害支援』など、多種多様なサービスで全国の地域や自治体さまを支援する事業を展開しています。
ふるさと納税という制度を通じて、単に寄付金を集めて地域に循環させるのみであれば、そのやり方は数多くあります。しかし我々は、真に地域のためにならない、あるいは制度本来の趣旨に則らないと判断すれば、事業収益にはこだわらずその方法はとらないという姿勢を貫いてきました。一方で、地域のためになると判断すれば、寄付金を集めるのみに留まらず、各自治体さまの取り組みを支援するようなシステム提供や情報提供なども実施。このように、理念に基づいて数多くの事業判断を行ってきた点は、当社の大きな特徴です。
<GMOあおぞらネット銀行を利用したきっかけ>自治体さまに業務負担をかけることなく、決済手段のバリエーションを増やすために
GMOあおぞらネット銀行の存在を知ったのは、『ふるさとチョイス』における決済手段のバリエーションを増やせないかと検討を進めていた頃でした。というのも、当社のサイトではもともと全自治体に対してクレジットカード決済が可能だったものの、中には諸事情があり、クレジットカード決済ができないという方も少なからずいらっしゃったためです。そういった方々の寄付という意志も確実に地域に届けるためには、新たな決済手段を導入する必要がありました。
一方で、単に一般的な銀行振込機能を実装するだけでは、振込を管理する口座を一つしか持っていない自治体さまにとって、入金照合作業作業などの管理業務の負担増加につながってしまうのではないかという懸念もあったのです。そういった問題を解決した上で決済手段のバリエーションを増やさなければならないという命題に対し、さまざまな検討を重ねた結果、GMOあおぞらネット銀行の振込入金口座(バーチャル口座)を導入することが最適だと判断しました。
<こんな風に使われています>寄付ごとに口座番号を発行することで、振込の管理や入金照合作業を効率化
当社では、自治体さまの寄付の申し込み一単位に対し、口座番号を一つ発行するという形で、GMOあおぞらネット銀行の振込入金口座(バーチャル口座)を活用しています。寄付単位で新たな口座番号を発行することにより、各自治体さまに、ふるさと納税の入金管理をより効率的に行っていただけるようになりました。例えば、同姓同名の寄付者さまがいらっしゃったとしても、寄付ごとに管理をしているため、即座に照合をすることが可能です。
そして、最も大きな変化だったのが、入金照合作業を効率化できたこと。GMOあおぞらネット銀行の振込入金口座(バーチャル口座)では、入金照合をシステム上で自動的に行うことが可能であり、同サービスを利用する最たるメリットがこの機能にあると感じています。結果として、もともと懸念していた自治体さまの業務負担増につながるといったこともなく、むしろそれまでの課題を解消する形で、新たな決済の仕組みをスタートすることができました。
<利用されてみてよかったこと>バーチャル口座の導入は、「地域のため」という理念に則していた
システム自体のユーザビリティの高さや業務効率のアップなど、ポータルサイト運営側としてのメリットももちろんありますが、まずは何よりも、当社の理念である「地域のためになっているか」「自治体さまのためになっているか」という観点から、GMOあおぞらネット銀行の振込入金口座(バーチャル口座)を導入して良かったと思っています。
自治体の職員の方々は、ふるさと納税以外にも幅広い業務を抱えていらっしゃることが少なくありません。特に年末にかけては、ふるさと納税の申し込みが増加するため、その管理業務における現場の悩みが多いというお話も伺っていました。その中でも、入金照合作業は手間がかかる上に、決して生産性の高い業務とは言えません。だからこそ、地域の自治体におけるこの負担を何とか解消できないかと我々は考えていたのです。結果として、振込入金口座(バーチャル口座)を導入したことは大正解でした。実際に、自治体職員の方々からも、「本来時間を割くべき業務に時間を割けるようになった」など、喜びの声を数多くいただいています。
<今後の取り組み>今後は、バーチャル口座の活用範囲をさらに広げていきたい
GMOあおぞらネット銀行の振込入金口座(バーチャル口座)を、当社の事業展開の上で活用していく余地はまだまだあると考えています。それは我々の事業収益という観点からではなく、各地域の発展に貢献するという観点からです。
例えば、災害時など、現状未契約の自治体さまや、初めて『ふるさとチョイス』を利用される一般の寄付者さまが、どうしてもクレジットカード決済をすることが難しく、銀行振込による決済を利用される場合も考えられます。そういった状況下において、事務的な工数を低減できる振込入金口座(バーチャル口座)はより利便性を発揮すると考えられます。その他にも、自らの資産をより多くの地域に活用したいと考えていらっしゃる方は数多くいらっしゃいますが、個人で一件一件、寄付の手続きをするのは非常に手間が掛かります。この手間を省くための振込入金口座(バーチャル口座)をうまく活用できるのではないかと検討を始めています。
実際の取組としては未定な部分もありますが、地域発展への貢献を目指し続ける当社の事業と、GMOあおぞらネット銀行の振込入金口座(バーチャル口座)との親和性はとても高いものだと確信しています。頼れるパートナーとして、ぜひ今後とも同サービスを活用していきたいです。
本インタビューは2020年4月に実施したものです。