ご利用事例

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  • バーチャル口座

コインチェック株式会社さま

コインチェック株式会社さま

エンジニア同士の密な連携で、スピーディーにサービス構築

GMOあおぞらネット銀行のAPI接続サービスをご利用中の「コインチェック株式会社」さまに、口座を開設した経緯や、API接続サービスを利用することで得られたメリット、満足されている点などについてお話を伺いました。

コインチェック株式会社さま

当社は2014年8月より仮想通貨交換業を行う企業です(金融庁登録)。Webサイトやスマートフォンアプリにて11種類(※)の仮想通貨を取引できる「Coincheck」やビットコインのつみたてサービス「Coincheckつみたて」などの各種サービスを展開しています。※掲載日時点
企業サイト:https://corporate.coincheck.com

山本 憲さま
コインチェック株式会社
バックエンド開発部 JPY/Accountingグループ山本 憲さま

金融機関との連携システムや決算システムなどの開発・運用を担当しています。

<どんなビジネスをされているのか>仮想通貨の取引所として、お客さまの資産を安全に増やす

当社は仮想通貨の取引を簡単に行うことができるサービス「Coincheck」というサービスを提供しております。現在当社では11種類の仮想通貨の取り扱いがあります。
また昨年11月に新たに取扱い開始したステラ(Stellar Lumens)はという新しい通貨を国内で初めて上場いたしました。
このような通貨のバリエーションの豊富さも多くのユーザーさまに利用していただいている理由であると思っています。今後もさらに新しい通貨の上場や導入を検討しています。

さらに直近では、お客さまの資産を安全に増やすことができるサービスとして、長期的な資産形成にお役立ていただける積立サービス「Coincheckつみたて」やインカムゲインを期待できる「Liskのステーキングサービス(β版)」を新しくローンチしています。

<API接続サービスを利用したきっかけ>無料利用できる「振込入金口座(バーチャル口座)」と充実した「API接続サービス」

GMOあおぞらネット銀行のAPI接続サービスの利用を決めた一番の理由は「振込入金口座(バーチャル口座)」を手数料無料で利用できるところです。
お客さま一人ひとりに対して別々の振込入金口座(バーチャル口座)を割り当てることができるため、当サービスではバーチャル口座を導入したいと考えていました。バーチャル口座を利用することは消込作業の経理コスト削減などにもつながります。
他行ではバーチャル口座の利用が有料で、また口座数も一定に制限されているケースもあり、なかなか導入しにくいところがありました。そんな状況の中、GMOあおぞらネット銀行は導入にあたって初期費用が発生しないだけでなく、維持費もかかりませんでした。また、当社の複雑なシステムを理解していただき、さらに対応も丁寧だったのが印象的でしたね。

また「チェックデジット※」が標準搭載されていることもよい点でした。チェックデジットを使うことによって、それぞれのお客さまに連番ではない口座番号をご利用いただくことが可能になり、お客さまの口座番号の入力間違いを防止することができます。当社が提供するような金融サービスにおいてはお客さまがより安全に取引できることは大きな信頼につながります。
※チェックデジット・・・口座番号7桁の最後の1桁を特殊な計算方法により自動で割り当てることで、口座番号入力ミスによる誤入金を防止するもの。

現在、銀行業界ではオープンAPIの取り組みが推進されていますが、中でもGMOあおぞらネット銀行はオープンAPIに大変力を入れられています。API接続サービス専用の開発者ポータルサイトが設置されているところ、技術者に向けたドキュメンテーションが充実しているところにも着目しました。

<こんな風に使われています>振込入金口座(バーチャル口座)とAPI接続サービスをフル活用

一つは「振込入金口座(バーチャル口座)」の利用です。バーチャル口座を活用することによって、お客さま一人ひとりに対して仮想的に口座番号を割り当てることができます。それを元に「この口座に入金してください」という画面を表示させ、当社に入金していただくことが可能になるのです。バーチャル口座を利用しない場合では、消込処理の手間が増えたり、入金間違いの判断に時間がかかったりしてしまいます。
もう一つは充実したAPI接続サービスの利用です。GMOあおぞらネット銀行のバーチャル口座は1口座単位で発行と削除ができます。当社では、バーチャル口座のAPI接続サービスを利用することで、新規のお客さまのバーチャル口座を自動で即時発行しています。
また、APIにより迅速に銀行口座の明細を取得することができるため、当社へのご入金も迅速にお客さまの残高に反映することが可能です。
このようなお客さまにとって利便性の高いサービスを、APIを活用して提供することができます。

<利用されてよかったこと>充実したAPIのテスト環境で、すべての工程がよりスムーズに

APIのテスト環境が充実しているところがいいですね。いきなり本番の情報を取ってしまうとシステム上のリスクが高くなりますが、テスト用の口座を開いて取引情報を作ることで、データの引き込みも容易になります。他行は有償なうえ、環境の開放範囲や期間が区切られており、対応に時間が取られることが多いのですが、GMOあおぞらネット銀行ではテスト環境を早く構築いただけたので助かりました。APIの構築やナレッジの共有がスムーズにでき、全工程をスムーズに進めることができました。

またAPIリクエストでは、リクエストに対するメソッドも的確で反応もよく、使い勝手の良さを感じました。
GMOあおぞらネット銀行はテスト環境がとにかく充実しているため、少ない工数で開発をすることができました。
また、これはお互いの本社が近所ということもありますが、GMOあおぞらネット銀行のサポートエンジニアとマンツーマンで打ち合わせすることができたので、疑問点がすぐに解決できました。データの定義についても詳しく質問できたり、システムの細かい情報もすぐに調べてもらえたりと、エンジニア同士で直接会話ができるのは話が早くてよかったですね。
開発者向けの情報ページやドキュメントも充実しており、どういったプログラムを書けば振込ができるかというようなパラメーターがすぐに参照できるのも使いやすい点です。
業態柄、一日で動かす金額がかなり大きくなる場合もあるため、導入するにあたっては振込の限度額が気になっていました。

<今後の取り組み>積立サービスなど、資産運用としての仮想通貨利用を目指す

当社は金融庁に登録された仮想通貨交換業者です。 以前の仮想通貨には、安いときに買って高いときに売るといういわゆる投機的なイメージが強くありました。現在では投機的な利用だけでなく、資産運用や資産形成としての役割を仮想通貨が担えないかと考えております。
その取り組みの一つが、2019年11月よりスタートした仮想通貨の積立サービス「Coincheckつみたて」です。これはお客さまのご指定いただいた額を仮想通貨として毎月定期的に少しずつ買っていくというものです。手数料無料で積立でき、投資初心者の方を中心に有力な資産運用の方法として知られるドルコスト平均法を用いており、相場の急変動に左右されない長期的な資産形成に役立てていただけます。

また2020年1月から、「リスク(Lisk)」という仮想通貨を対象としたステーキングサービスの提供を開始しました。これは仮想通貨を保有しながらブロックチェーンのオペレーションをサポートし、報酬を受領するステーキングと呼ばれる仮想通貨特有の仕組みを利用したサービスです。仮想通貨投資はキャピタルゲインが中心でしたが、ステーキングサービスはインカムゲインを期待できるサービスとして注目されています。

今後も新たなサービスの提供や新規事業の開発にチャレンジし、多くのお客さまに仮想通貨を手に取ってもらう機会を提供したいと考えています。

技術力の高いコインチェックさまのエンジニアさまと、GMOあおぞらネット銀行のエンジニアが密に連携することで、スピーディーにサービスを構築することができた事例をご紹介しました。新しい仮想通貨サービスを目指すコインチェックさまの展開に、ますます注目です。

※なお、法令の改正により、「仮想通貨」は「暗号資産」、「仮想通貨交換業者」は「暗号資産交換業者」に名称が変更される予定です。

本インタビューは2020年1月に実施したものです。

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